冬になると、電気のいらない保温ベッドを犬に使ってよいのか気になり、寝床の寒さ対策を考え始めるかたも多いでしょう。ただ、電気ヒーターや電気毛布は留守番中の使用に不安があり、安全面や電気代を理由に避けたいと感じることもあるのではないでしょうか。
そこで注目されているのが、電気を使わずに保温できる犬用ベッドです。中でも、カインズの電気のいらない保温ベッドを探しているかたは、本当に暖まるのか、どのような犬に向いているのかを知りたいのではないでしょうか。この記事では、カインズの保温ベッドの仕組みや特徴に加え、電気を使わずに保温できる他の選択肢や、併用しやすい寒さ対策についても整理しますので、ぜひ、参考にしてください。
※2026年2月3日時点の情報です。
カインズの電気のいらない保温ベッドの仕組みと特徴
カインズの電気のいらない保温ベッドは、犬を包み込むようなドーム型の形状と、アルミシートを使った構造によって、電気を使わずに保温しやすい点が特徴です。暖房器具のように熱を発生させるのではなく、犬の体温を逃がしにくい環境をつくることで、冬場の寝床を冷えにくくします。ここでは、カインズの製品仕様をもとに、仕組みと特徴を整理します。
囲まれた空間をつくるドーム型デザイン
カインズの電気のいらない保温ベッドは、洞窟のように囲まれたドーム型の形状を採用しています。周囲を覆う構造のため、犬が外気やエアコンの風を直接受けにくく、落ち着いて過ごしやすい空間がつくられます。視界が適度に遮られることで、寝床として安心感を覚えやすい点も特徴です。
アルミシートが体温を逃がしにくくする構造
本体の屋根部分と底面にはアルミシートが使用されており、犬の体温が外へ逃げるのを抑える役割を持っています。アルミ素材は熱を反射しやすいため、犬が発した体温を内側に留めやすく、床からの冷えを感じにくくします。電気を使わず、体温を活かして保温する仕組みです。
カーテン構造で外気や風を通しにくい工夫
入口部分には長めのカーテンが付いており、エアコンの風や冷たい空気が内部に入り込みにくい設計になっています。完全に密閉されるわけではないため、出入りしやすさを保ちつつ、冷気をやわらかく遮る点が特徴です。犬が自分のペースで出入りできる構造は、日常使いの寝床として重要なポイントです。
コード穴付きで電気製品との併用にも対応できる
背面にはコードを通すための穴が設けられており、必要に応じて電気マットなどと併用しやすい仕様になっています。普段は電気を使わず、寒さが厳しい時期だけ補助的に電気製品を使うといった使い分けがしやすく、生活環境に合わせた調整が可能です。
カインズの電気のいらない保温ベッドが向いている犬・注意が必要な犬
カインズの電気のいらない保温ベッドは、ドーム型で囲まれた構造とサイズ仕様から、すべての犬に一律で合うわけではありません。Lサイズで「約 幅46×奥行70×高さ30cm」となっているため、犬の体重や犬種だけでなく、体高や寝姿勢を踏まえて判断することが重要です。
小型犬・寒さを感じやすい犬には使いやすい
体が小さく、寒さの影響を受けやすい小型犬は、このタイプの保温ベッドと相性がよい傾向があります。チワワやトイ・プードル、ミニチュア・ダックスフンドなど、体を丸めて眠ることが多い犬であれば、ドーム内に収まりやすく、囲まれた空間で体温を保ちやすくなります。フローリングの上で過ごす時間が長い環境では、冷え対策の補助として取り入れやすいでしょう。
シニア期に入り、冷えやすくなってきた犬
年齢を重ねた犬は、若い頃に比べて体温調節が難しくなり、寒さを感じやすくなることがあります。電気を使わない保温ベッドは、外部から熱を加えない構造のため、急激に温度が上がる心配が少なく、シニア期の犬の寝床として検討しやすい特徴があります。夜間や早朝の冷え込みが気になる時期にも、落ち着いて休める場所をつくりやすくなります。
体高がある犬や体格がしっかりした犬はサイズ面で注意が必要
一方で、体高がある犬や体格がしっかりした犬の場合、Lサイズであってもドーム内が窮屈に感じられることがあります。たとえば柴犬のように中型に分類される犬であっても、体高や胸まわりの大きさによっては、出入りがしにくかったり、内部で落ち着いて寝られなかったりするケースがあります。購入前には、犬が体を丸めたときの大きさと、ベッドの内寸を照らし合わせて確認することが欠かせません。
大型犬には物理的に合わない場合が多い
ラブラドール・レトリーバーなどの大型犬は、体の大きさに対してドーム型ベッドの高さが足りず、内部に収まらない可能性が高くなります。無理に使用すると、寝姿勢が制限され、十分に休めない原因にもなるため、大型犬の場合は平置きタイプの保温マットなど、別の寒さ対策を検討するほうが現実的です。
カインズ以外で検討できる電気のいらない犬用保温ベッド
カインズの電気のいらない保温ベッドがサイズや形状の面で合わない場合でも、電気を使わずに保温しやすい犬用ベッドはいくつか選択肢があります。ここでは、囲い構造や素材の工夫によって冷えを和らげやすい商品を中心にまとめます。
サイズ:70L x 40W x 30H cm
主な素材:ポリエステル
こちらのベッドは、カインズの保温ベッドと構造が近い「ドーム型+カーテン付き」の設計が特徴です。高さを抑えたサイズ感で、体を丸めて眠る小型犬が内部に収まりやすく、外気やエアコンの風を遮りながら落ち着いて休めます。アルミ素材による反射構造ではありませんが、囲まれた空間によって体温がこもりやすく、床からの冷えを和らげたい場合に向いています。取り外し可能なヒーター用ポケットがついているので、ペット用ヒーターマットを併用して使えて冷え対策に便利です。
サイズ:48長さ x 48幅 x 36厚み cm
主な素材:ポリプロピレン (PP)
こちらのベッドは、ハチの巣のような独立した形状が特徴で、周囲をしっかり囲いながらも、内部にある程度の高さと空間を確保しています。ドーム型の中では高さがあり、頭を上げて寝たい犬や、出入りのしやすさを重視したい場合に向いています。冷気を遮るという点ではドーム型と同様ですが、内部がやや広いため、密閉感が苦手な犬でも使いやすい点が特徴です。また、居心地にも配慮し、取り外しができるクッションがついています。囲いによる安心感と、圧迫感の少なさを両立したい場合の選択肢として検討しやすいベッドです。
サイズ:58長さ x 44幅 x 18厚み cm
こちらのベッドは、ドーム型ではなく素材による保温を重視したベッドです。アルミシートや断熱素材を内蔵することで、犬の体温を下に逃がしにくくし、床からの冷えを軽減します。囲まれた空間が苦手な犬や、体を伸ばして眠ることが多い犬でも使いやすく、ケージ内や決まった寝場所に敷いて使える点が特徴です。カインズのような囲い型が合わなかった場合でも、「電気を使わず、体温を活かす」という点では共通しており、構造の違う代替案として位置づけやすい商品です。
サイズ:70長さ x 70幅 x 20厚み cm
主な素材:ポリエステル
こちらのベッドは、貝殻のように体を包み込む半閉鎖型の形状で、ドームほど密閉されない点が特徴です。周囲をふわふわした素材で囲うことで、犬の体に沿って熱がこもりやすく、素材による保温効果が期待できます。完全に覆われる寝床を嫌がる犬でも、横から入り込むように使えるため、安心感と自由さのバランスを取りたい場合に向いています。囲い構造は欲しいものの、ドーム型は苦手という犬にとって、段階的な寒さ対策として取り入れやすいベッドです。
サイズ:80長さ x 60幅 x 3厚み cm
主な素材:コットン
こちらのベッドは、形状を切り替えて使える点が特徴で、囲いを作る使い方と、平らなマットとして使う方法を状況に応じて選べます。横幅があるので、体を伸ばして眠る犬にも対応しやすいサイズ感です。冷気を遮る力はドーム型ほど強くありませんが、寝姿勢や季節に合わせて使い分けができるため、固定された形のベッドが合わない犬に向いています。
電気を使わない寒さ対策として湯たんぽは使える?
電気のいらない保温ベッドは、犬の体温を逃がしにくくする補助的な役割を持つアイテムです。そのため、寒さが厳しい時期や、冷え込みやすい時間帯には、ほかの寒さ対策と併用したいと考えるかたもいるでしょう。ここでは、電気を使わずに取り入れやすい対策として、湯たんぽの使い方と注意点を整理します。
犬用湯たんぽは「補助的」に使うのが基本
湯たんぽは、外部からやさしく熱を与えられるため、電気を使わずに温かさを補える点が特徴です。ただし、湯たんぽは寝床全体を温めるものではなく、部分的な保温に向いています。保温ベッドと併用する場合は、犬が直接触れる位置ではなく、ベッドの外側や下に置くなど、間接的に温かさが伝わる配置が基本になります。
低温やけどを防ぐための配置と使い方
犬は人よりも皮膚が薄く、長時間同じ場所に触れていると低温やけどを起こす可能性があります。そのため、湯たんぽを使用する際は、必ず専用カバーや厚手のタオルで包み、犬が直接触れ続けないように工夫することが重要です。また、寝返りを打った際に自然に離れられる位置に置き、逃げ場を確保することが安全面では欠かせません。
どんな犬に向いているかを見極める
湯たんぽの併用は、寒さに弱い犬やシニア期に入った犬にとって有効な場合があります。一方で、暑がりな犬や、体温が上がりやすい犬にとっては、負担になることもあります。使用を始めたあとは、落ち着いて眠れているか、すぐ別の場所へ移動しないかなど、犬の行動をよく観察しながら判断することが大切です。
保温ベッドと組み合わせて無理のない温度管理を
電気のいらない保温ベッドと湯たんぽは、どちらも「温めすぎない」ことを前提にした寒さ対策です。部屋全体の温度管理を行ったうえで、冷えやすい寝床をサポートする目的で取り入れることで、犬にとって過ごしやすい環境を整えやすくなります。単体で完結させようとせず、環境全体を見ながら組み合わせることがポイントです。

電気を使わない寒さ対策で注意したいポイント
電気を使わない保温ベッドや湯たんぽは、安全性の面で取り入れやすい寒さ対策ですが、使い方を誤ると犬に負担をかけてしまうことがあります。最後に、導入前に確認しておきたいポイントを整理します。
まず意識したいのは、保温ベッドは暖房器具の代わりではないという点です。電気のいらない保温ベッドは、犬の体温を逃がしにくくする補助的な役割を持つため、室温が極端に低い環境では十分な対策にならない場合があります。冬場は部屋全体の温度を適切に保ったうえで、寝床の冷えを和らげる目的で使用することが基本です。
次に、犬の行動を基準に判断することが重要です。ベッドに入らない、すぐ外に出る、落ち着かないといった様子が見られる場合は、その犬に合っていない可能性があります。寒さ対策は「使わせるもの」ではなく、「犬が自ら選んで使えるもの」であることが望ましいといえます。
また、囲い構造のベッドは保温性が高い反面、熱がこもりやすい点にも注意が必要です。室温が高めの日や、日中の暖かい時間帯には、別の寝床も用意し、犬が自由に移動できる環境を整えておくと安心です。
まとめ|カインズの電気のいらない保温ベッドを起点に寒さ対策を考える
カインズの電気のいらない保温ベッドは、電源を使わずに体温を活かしやすい構造で、冬の寝床の冷え対策として検討しやすいアイテムです。ただし、体格や寝姿勢、囲まれた空間が合うかどうかによって、向き・不向きが分かれる点には注意が必要です。
サイズが合わない場合やドーム型が苦手な犬には、形状や素材が異なる電気不要のベッドを選ぶなど、選択肢を広げることで対応できます。また、湯たんぽなどの寒さ対策は補助的に取り入れ、犬の行動を見ながら調整することが大切です。
電気を使わない寒さ対策は「これ一つで完結させるもの」ではなく、犬が快適に過ごせているかを基準に、環境全体で考えていきましょう。
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▼参考文献
CAINZ.“【2025秋冬】電気のいらない保温ベッド”.https://www.cainz.com/contents/pet/pet_bed_03.html(参照 2026-02-03)



