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    うさぎのかじり木おすすめの選び方は?種類ごとの特徴や与えるメリットを解説

    うさぎ かじり木 おすすめ

    うさぎを飼っていると、ケージの金網をガリガリとかじったり、部屋んぽ中に家具や壁紙をかじってしまったりすることに悩む飼い主さんは少なくありません。うさぎにとって「かじる」という行為は本能的なものであり、やめさせることは難しいですが、適切な対象を与えてあげることで問題を解決できる可能性があります。そこで役立つのが「かじり木」です。しかし、ペットショップにはたくさんの種類が並んでいて、どれを選べば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。

    この記事では、うさぎにかじり木を与えるメリットや選び方のポイント、種類ごとの特徴について詳しく解説します。愛兎にぴったりのお気に入りを見つけて、健康で楽しい毎日をサポートしてあげましょう。

    ※2025年12月22日時点の情報です。

    目次

    うさぎにかじり木が必要な理由とは?

    うさぎにとってかじり木は単なるおもちゃではなく、健康維持や生活の質を向上させるために重要な役割を果たします。なぜかじり木を用意する必要があるのか、その具体的な理由を見ていきましょう。

    歯の伸びすぎを防ぎ不正咬合を予防するため

    うさぎの歯は人間とは異なり、生涯伸び続けるという特徴を持っています。野生のうさぎは硬い草や木の根を食べることで自然に歯を削っていますが、ペットとして飼われているうさぎは、ペレットや柔らかい牧草だけでは歯が削れにくく、伸びすぎてしまうことがあります。歯が過剰に伸びると噛み合わせが悪くなる「不正咬合」を引き起こし、食事を摂れなくなったり、口の中を傷つけたりする原因となります。

    そこで、適度な硬さのあるかじり木を日常的に噛ませることで、歯の摩耗を促し、適切な長さを保つ手助けができます。日々のケアとしてかじり木を取り入れることは、病院で歯をカットするリスクを減らすことにもつながるのです。

    ストレス解消と家具のかじり防止につなげるため

    うさぎは好奇心旺盛で、ケージの中に長時間いることや運動不足などが原因でストレスが溜まると、その発散のために手近なものをかじることがあります。もし適切な噛む対象がないと、ケージの金属部分や部屋の柱、家具の脚などがターゲットになってしまいます。

    かじり木を与えて「これをかじってもいいよ」と教えてあげることで、うさぎの「かじりたい欲求」を満たし、ストレスを発散させることができます。結果として、大切な家具や家への被害を最小限に抑える効果も期待できるでしょう。

    失敗しないうさぎのかじり木の選び方

    一口にかじり木といっても、素材や形状はさまざまです。うさぎにも好みがあるため、せっかく買ってもまったく興味を示さないということもあります。愛兎が気に入ってくれる確率を高めるために、選び方のポイントを押さえておきましょう。

    好みに合わせた木の種類と素材で選ぶ

    かじり木に使われる木材にはいくつかの種類があり、それぞれ香りや硬さが異なります。もっともポピュラーなのは「りんごの木」です。りんごの木は甘い香りがするため嗜好性が高く、多くのうさぎが好んでかじります。初めてかじり木を試す場合は、まずりんごの木から始めてみるのがおすすめです。

    そのほかにも、「桃の木」や「梨の木」などの果実の木があります。これらは比較的皮が柔らかく、中の木質部も程よい硬さであるため、かじりやすいのが特徴です。一方で、「白樺」や「桐」などは香りが少なく、シンプルな素材を好むうさぎに向いています。また、ヘチマやわら、い草などで作られた柔らかい素材のものもあり、硬い木が苦手な子や高齢のうさぎにはこちらが適している場合もあります。

    設置場所や用途に応じた形状で選ぶ

    かじり木の形状は、ケージのレイアウトやうさぎの遊び方に合わせて選ぶことが大切です。主な形状として、枝をそのままカットした「枝タイプ」、ケージの網にネジで固定する「固定タイプ」、転がして遊べる「おもちゃタイプ」などがあります。

    例えば、ケージの金網をどうしてもかじってしまう子には、その場所に設置できる広めの「フェンス型固定タイプ」を選ぶと、金網の代わりにかじり木を噛んでくれるようになります。また、部屋んぽ中に遊ばせたい場合は、ボール状やダンベル状の転がせるタイプが良いでしょう。

    安全性を考慮して産地や加工法を確認する

    うさぎが直接口に入れて削り取って飲み込むこともあるものなので、安全性は重要です。選ぶ際は、農薬や殺虫剤が使われていないことが明記されている商品を選びましょう。

    また、煮沸消毒や加熱乾燥処理がされているかどうかもチェックポイントです。自然の木をそのまま使用している場合、虫の卵や雑菌が付着している可能性がありますが、適切な加工処理がされていれば与えることができます。保存料や着色料が不使用であることも、健康を守る上での必須条件といえるでしょう。

    かじり木の種類と特徴

    ここでは、形状ごとにかじり木の特徴をより具体的に解説します。それぞれのメリットを理解して、愛兎の性格や飼育環境にマッチするものを選んでみてください。

    自然な噛み心地が魅力の枝タイプ

    枝タイプは、天然の木を乾燥させて適当な長さにカットしただけのシンプルな形状です。自然界にある状態に近いため、うさぎの本能を刺激しやすく、手(前足)で上手に押さえて皮を剥ぐようにかじる姿が見られます。太さも極細から太枝までバリエーションがあり、うさぎの口の大きさや好みに合わせて選べます。

    このタイプのメリットは、置き場所を選ばないことです。ケージの床に転がしておくだけで良く、汚れたり小さくなったりしたらすぐに新しいものと交換できます。ただし、細すぎる枝はすぐに噛み切ってしまい誤飲の原因になることもあるため、ある程度の太さがあるものを選ぶか、飼い主が見ている前で与えるようにしましょう。

    ケージに取り付けて固定するフェンス・固定タイプ

    固定タイプは、専用のネジや留め具を使ってケージのワイヤー部分にしっかりと固定できるかじり木です。これには棒状のものや、板状のフェンスタイプがあります。うさぎが力を込めて噛んでも動かないため、しっかりと歯を食い込ませて削ることができます。

    特にフェンスタイプは面積が広いため、ケージ噛みの対策として有効です。うさぎがいつも噛んでしまう特定の場所があるなら、そこを覆うようにフェンスタイプのかじり木を設置することで、金網による歯へのダメージを防ぐことができます。

    遊びながら噛めるおもちゃ・転がすタイプ

    ボールの形をしていたり、中に鈴が入っていたり、木と牧草を組み合わせたりしたおもちゃタイプのかじり木もあります。これらは「かじる」だけでなく、「鼻でつつく」「放り投げる」といった遊びの要素が加わるため、退屈しのぎや運動不足の解消に役立ちます。

    好奇心が強く活発なうさぎには最適ですが、夢中になりすぎて短時間でボロボロにしてしまうこともあります。消耗品と割り切って、いろいろな形状のものをローテーションで与えると飽きずに遊んでくれるでしょう。

    スクロールできます
    タイプ特徴おすすめのシチュエーション
    枝タイプ自然な形状で嗜好性が高い初めてあげる時、手で持って遊びたい時
    固定タイプ動かないので力を入れやすいケージの金網を噛む癖がある時
    おもちゃタイプ転がしたり投げたりできる部屋んぽ中の遊びやストレス発散に

    かじり木をかじらない時の対処法

    良さそうなかじり木を買ってきたのに、うさぎが全く興味を示さないというケースはよくあります。そんな時に諦めてしまう前に、いくつか試してみたい工夫があります。

    置き場所や固定する高さを変えてみる

    うさぎは「かじりやすい位置」や「角度」にこだわりを持っていることがあります。床に置いても反応しない場合は、少し高い位置に固定してみたり、逆に固定していたものを外して床に置いてみたりしてください。また、普段くつろいでいる場所の近くや、エサ入れのそばなど、うさぎの動線上に置くことで興味を持つきっかけになることもあります。

    木の種類や太さを変更して好物を探る

    人間と同じようにうさぎにも味や香りの好みがあります。りんごの木には興味がなくても、桃の木なら反応することもあります。また、太い枝は口を開けるのが大変で嫌がる子もいれば、細い枝だと物足りない子もいます。皮の有無によっても反応が変わることがあるため、カッターで少し皮を削って香りを立たせてから与えてみるのも一つの方法です。いろいろな種類を少しずつ試して、愛兎の「ツボ」を探ってみましょう。

    飼い主が手に持って遊びに誘ってみる

    置いてあるだけでは「ただの物体」としか認識されていない可能性があります。飼い主さんがかじり木を手に持ち、うさぎの口元でゆっくり動かして興味を引いてみましょう。この時、無理やり口に押し込むのではなく、遊びに誘うように優しく動かすのがポイントです。「これは楽しいものだよ」「噛んでもいいんだよ」とコミュニケーションを取りながら教えることで、遊び方を理解してくれることがあります。

    かじり木を与える際の注意点とデメリット

    かじり木は便利なアイテムですが、使用方法を誤ると思わぬトラブルにつながることもあります。安全に使い続けるために、以下の点に注意してください。

    与えすぎによる怪我や誤飲に気をつける

    かじり木が小さくなりすぎると、うさぎが誤って丸呑みしてしまい、喉や腸に詰まらせる危険性があります。ある程度かじって短くなったり、鋭利な形に割れてしまったりした場合は、もったいないと思わずに早めに新しいものと交換しましょう。また、硬すぎる木を長時間かじり続けると、歯の根元に負担がかかりすぎることがあるため、様子を見て時間を制限することも検討してください。

    衛生管理を徹底しカビや汚れを防ぐ

    かじり木は木製であるため、湿気に弱くカビが生えやすい性質があります。特に給水ボトルの近くに設置していると、水がかかって不衛生になりがちです。また、うさぎがおしっこをかけてしまうこともあります。汚れたかじり木をそのままにしておくと、雑菌が繁殖してうさぎが体調を崩す原因になります。定期的にチェックを行い、汚れやカビが見られたらすぐに廃棄して新品に取り替えるよう心がけましょう。常に清潔な状態を保つことが、愛兎の健康を守る第一歩です。

    おすすめのうさぎのかじり木を紹介

    これまでの解説を踏まえて、実際に多くの飼い主に選ばれているかじり木を厳選してご紹介します。愛兎の目的や好みに合わせて、試してみてください。

    ミニマルランド 果実って小枝 りんごスリム・ショートタイプは、100%天然木を使用した小動物や小鳥全般用のかじり木です。スリムなりんごの木の枝をペットがかじりやすいショートタイプにカットしており、容量は60本です。皮をはがしたり、かじることにより、歯の伸び過ぎを予防したり、ストレス発散に役立ちます。

    SANKOガリガリキャロットは、にんじんモチーフの小動物用固定式かじり木です。本体には横方向に等間隔の切り込みが入っており、かじりやすい構造になっています。付属の固定具を使ってケージワイヤーへ取り付けることができ、うさぎやハムスター、チンチラなどの飼育ケージ内に設置して使用します。

    ミニマルランド チューリング 小動物用は、天然素材を100%使用した小動物用のおもちゃです。トウモロコシの葉で編んだロープをリング状にしており、ペットがかじりながらほぐして遊べる構造になっています。ハムスターやモルモット、うさぎなどの小動物に対応しており、リングをヒモのように伸ばし、飼育ケージのフェンスに結び付けることも可能です。

    MUYYIKA うさぎ噛むおもちゃは、100%天然のリンゴの小枝と天然の草で作られた噛むおもちゃです。手作りで化学物質を含まず、高繊維を含み消化を助け、腸の蠕動運動の促進や食欲の改善に寄与します。歯ぎしりに適した素材で、歯の過剰な成長を防ぐとともに、ケージや家具を噛む習慣を抑制します。金属製のリングが付いた3つの歯磨きおもちゃは、投げたり回したりして遊ぶことができ、体の敏捷性を発揮させることが可能です。ウサギやモルモット、ガービルなどの小動物やげっ歯類に対応しています。

    SANKO 小動物用かじり木 ガリガリスティックボール Sは、天然木と紙のスティックでできた壊せるおもちゃです。スティックをかじったり引き抜いたりすることで、壊すことができ、ストレスを解消します。クギ、タッカーを使用せず、木製フック付きで吊り下げが可能なほか、床に置いて使用することも可能です。

    SANKO かじり木フェンスは、天然木を使用した、ケージ噛み行為から生き物とケージを守るための防護フェンスです。うさぎやモルモット、チンチラなどの小動物を対象としており、ペットがかじりやすいトイレやゲージのドアの位置に固定することで、飼育ケージを保護します。

    ミニマルランド かじかじミニコーンは、うさぎ、ハムスター、モルモット、チンチラ、デグー、リスなどの小動物用おやつです。自然の甘みと適度な硬さがあるため、かじることで歯の伸びすぎを抑え、ストレス解消に役立ちます。電子レンジで加熱してポップコーンにすることも可能です。

    まとめ

    うさぎのかじり木は、不正咬合の予防やストレス解消に欠かせない重要なアイテムです。枝タイプや固定タイプ、おもちゃタイプなど、愛兎の性格や飼育環境に合わせて最適なものを選んであげましょう。お気に入りのかじり木を見つけて、うさぎとの暮らしをより健康的で楽しいものにしてください。

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