「短毛猫におすすめのブラシはどれですか?」
「短毛種の猫のブラッシングのやり方は?」
猫と暮らしていると、部屋のあちこちに抜け毛が落ちていたり、洋服に毛がついて取れにくかったりと、日々のお手入れに悩む方も多いのではないでしょうか。特に短毛種の猫は被毛が短いため「ブラッシングは必要ない」と思うかたもいますが、猫の種類によっては換毛期になると大量の毛が抜け落ちます。そのまま放置すると、毛球症や皮膚トラブルの原因になることもあります。
猫の健康を守るためには、猫に合ったブラシを使って効率よくケアすることが大切です。この記事では、短毛猫におすすめのブラシと正しい選び方・使い方を詳しく解説します。ブラシ選びに悩んでいるかたは、ぜひ参考にしてください。
※2025年8月27日時点の情報です。
短毛猫にブラッシングが必要な理由
短毛猫には、アンダーコートとオーバーコートの二層を持つダブルコートと、主に一層のシングルコートがあります。被毛構造によって抜け毛量やケアの目的が異なるため、全てを一律に考えず、構造に合ったお手入れが重要です。ここでは、被毛の違いを踏まえたうえで、短毛猫にブラッシングが必要といえる根拠を整理します。
被毛構造で異なるケアの目的
アメリカンショートヘア、ブリティッシュショートヘア、ロシアンブルーなどのダブルコートは換毛期に下毛が増え、抜け毛除去と通気性の確保が主目的になります。一方、シングルコートの抜け毛量は比較的少ない傾向で、皮脂・フケの除去、被毛の整え、静電気やほこりの付着軽減が中心となります。
毛球症予防と飲み込む毛の軽減
毛づくろいで飲み込む毛は、被毛構造にかかわらず発生します。定期的なブラッシングで体表の抜け毛を減らすと、毛球の形成リスクや嘔吐・便秘の誘因を抑えやすくなります。特にダブルコートの換毛期は、頻度をやや増やす対応が有効です。
皮膚の衛生管理と早期発見
ブラッシングは皮膚表面の汚れ・フケの除去、血行の促進に役立ちます。日常的に体表を観察する機会にもなり、かゆみ、発疹、外傷、寄生虫の兆候に気づきやすくなります。シングルコートでも定期的な観察効果は大きく、健康管理の一環として位置づけられます。
短毛猫用ブラシの種類と特徴
短毛猫に合ったブラシを選ぶには、被毛の構造や猫の性格に合わせることが大切です。ブラシといっても種類によって役割や効果が異なり、同じ短毛猫でもダブルコートとシングルコートで向いているブラシが変わります。ここでは代表的なブラシの種類と特徴を解説します。
スリッカーブラシ
細いピンが密集しており、アンダーコートの抜け毛を効率的に取り除けます。ダブルコートの猫に適しており、換毛期には特に効果を発揮します。ただし、力を入れすぎると皮膚を傷つける恐れがあるため、優しく使うことが大切です。
ラバーブラシ
ゴム製で柔らかく、マッサージ効果があるため猫が受け入れやすいブラシです。シングルコートの短毛猫に向いており、皮脂やフケを取り除きながら血行促進にもつながります。お風呂の際にシャンプーブラシとして併用できる点も便利です。
グローブ型ブラシ
手袋型で、撫でるように毛を取れるため猫にとってストレスが少ないのが特徴です。ブラッシングを嫌がる猫や、初めてお手入れを始める飼い主におすすめできます。抜け毛量はスリッカーほどではありませんが、スキンシップを兼ねられる点がメリットです。
コーム
仕上げ用や部分的なお手入れに適した道具です。顔や足まわりなど細かい部分の毛を整えるのに向いています。毛の絡まりをほぐすのにも役立ち、短毛種でも被毛を美しく保ちたい場合には欠かせません。
豚毛ブラシ
天然の豚毛を使ったブラシで、毛並みを整えながら表面の皮脂を均一に広げ、自然なツヤを与える効果があります。刺激が少なく短毛猫にも適しており、仕上げのブラッシングに使うと美しい毛並みを維持できます。抜け毛除去効果は控えめですが、猫が心地よく感じやすいのが魅力です。
短毛猫におすすめのブラシ8選
短毛猫に使えるブラシは、種類や素材によって使い心地や効果が大きく異なります。ここでは、日常的なお手入れに役立つアイテムを紹介します。目的や猫の好みに合わせて選んでみてください。
本体素材:ABS樹脂、EVA樹脂
ラバー素材:天然ゴム ピン:ステンレス
「ネココ 短毛種用 スリッカーブラシ」は、短毛種専用に設計されたスリッカーブラシで、アンダーコートの抜け毛をしっかり取り除けます。先端が丸く加工されており、皮膚を傷つけにくい仕様です。持ち手は握りやすく、長時間の使用でも疲れにくい形状。換毛期に特に役立ち、抜け毛対策を効率的に進めたい方に適しています。
対応犬種:短毛, 長毛
Athbeamの毛玉取りブラシは、毛玉の絡まりを優しくほぐせるペットコームです。刃先が丸みがあるため皮膚への刺激が少なく、痛みを感じにくいのが特徴。短毛猫でも毛玉やもつれができやすい胸元や足回りのケアに重宝します。抜け毛を効率よく取り除きながら被毛を整えられるので、頑固な絡まった毛をほぐすこともできるアイテムです。
「シリコンブラシ トレルンダ君」は、柔らかいシリコン素材を使ったラバーブラシで、猫が心地よく感じやすいアイテムです。撫でるように使うことで抜け毛をキャッチし、同時にマッサージ効果も期待できます。水洗いが簡単で清潔に保ちやすく、短毛猫のデイリーケアに向いています。
サイズ:6.0×2.5×10.5cm;96g
素材:シリコーン
こちらは、スイス製の医療用グレードのシリコン100%ラバーブラシで、短毛種向けに開発されたソフトタイプです。肌に優しくフィットし、マッサージしながら抜け毛を取り除けます。横方向では毛を整え、縦方向では老廃物や余分な毛を取り除ける構造になっています。裏面は仕上げ用に使えるので1つで二役できる優れものです。
こちらのグルーミンググローブは、259本の突起がついた手袋型のブラシで、撫でるだけで抜け毛をキャッチできます。猫が嫌がりにくく、スキンシップを取りながらお手入れができるのが魅力。左右ペアで使えるため扱いやすく、シャンプー時にも利用できる多用途グッズです。
サイズ:2×0.3×13.2cm;0.04 キログラム
素材:プラスチック
「おウチ・クチュール 猫用スタンダードコーム」は、細部のほぐしや仕上げに使いやすいスタンダードコームです。顔や耳まわりなどのデリケートな部分を整えるのに適しており、毛並みをきれいに揃えられます。シンプルな構造ながら耐久性があり、一本持っておくと便利な基本アイテムです。
「プレシャンテ 粗め&細めコーム ペット用」は、粗めと細めが一本にまとまった便利なコームです。毛玉のほぐしから仕上げまで幅広く対応でき、短毛種でも部分ケアや整えに活躍します。コンパクトで持ち運びやすく、複数の用途を一本でカバーできる点が特徴です。
サイズ:8×3.2×23cm;64g
剛毛素材:豚毛
ハンドルの素材:プラスチック
「おウチ・クチュール 豚毛ブラシ」は、天然の豚毛を使用したブラシで、ブラッシング仕上げの艶出しに適しています。表面の皮脂を均一に広げることで自然な光沢を与え、被毛を美しく整えます。刺激が少なく短毛猫にも使いやすいため、仕上げ用として一本あると重宝します。
正しいブラッシング方法と注意点
短毛猫のブラッシングは、抜け毛対策や毛並みの維持だけでなく、猫の体調管理にもつながります。ただし、やり方を誤ると皮膚を傷つけたり、猫にストレスを与えてしまうこともあります。ここでは、正しい方法と注意すべきポイントを解説します。
毛並みに沿って優しくブラッシング
短毛猫は毛が密集しているため、強い力でブラシを動かすと皮膚に負担がかかります。ブラシは毛並みに沿って軽く滑らせるように使うのが基本です。スリッカーブラシやコームを使う際は、ピンの先端が皮膚に食い込まないように注意しましょう。
頻度は猫の被毛構造に合わせる
アメリカンショートヘアなどのダブルコートの短毛猫は、換毛期には毎日、通常期は週2~3回程度が目安です。シングルコートの猫は抜け毛が比較的少ないため、週1~2回でも十分ですが、毛艶や皮膚の状態を見ながら調整すると安心です。
嫌がる場合は工夫を取り入れる
ブラッシングを嫌がる猫には、グローブ型やラバーブラシを試すと受け入れやすい傾向があります。また、一度に長時間行うのではなく、数分程度から始めて慣れさせることが大切です。ブラッシング後におやつを与えるなど、ポジティブな体験と結びつけるのも有効です。
敏感な部位には配慮する
顔やお腹、内股などの敏感な部分は特に注意が必要です。無理にブラッシングすると猫が警戒し、ケア自体を嫌がる原因になります。これらの部位は柔らかい豚毛ブラシやコームで短時間に整える程度にとどめましょう。
まとめ|短毛猫に合ったブラシで健康と暮らしを快適に
短毛猫はシングルコートとダブルコートの違いによって抜け毛量やケアの目的が異なりますが、どちらもブラッシングは欠かせません。スリッカーやラバーブラシで抜け毛を効率よく取り除き、豚毛ブラシで仕上げれば自然な艶を維持できます。毛球症や皮膚トラブルの予防だけでなく、猫のリラックス効果や飼い主との信頼関係の向上にもつながるため、定期的なお手入れを習慣にしましょう。
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▼参考文献
みんなの子猫ブリーダー.“猫の抜け毛の原因3つと換毛期対策! 抜け毛が少ない猫種も紹介”.https://www.koneko-breeder.com/magazine/103(参照 2025-08-27)