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    猫が毛づくろい中に噛むのはなぜ?理由と対処法を徹底解説!

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    「猫が毛づくろいをしながら噛んでるのはなぜ?」
    「猫が噛みながらなめるのはなぜ?」

    猫が毛づくろいをしている最中、突然自分の体を「カプッ」と噛む姿を見たことはありませんか?初めて見ると「痛くないの?」「何かイライラしてる?」と驚いてしまう飼い主さんも多いかもしれません。

    猫の毛づくろい中に頻繁に強く噛む、傷になるほどの力で噛んでいるなどの場合には、注意が必要なケースがあります。この記事では、猫猫が毛づくろい中に自分を噛む理由と対処法、役立つアイテムや受診の目安まで徹底解説します。

    ※2025年4月30日時点の情報です。

    目次

    猫が毛づくろい中に自分を噛むのはなぜ?

    猫が毛づくろいをしているとき、突然自分の体を「ガブッ」と噛む姿に驚いたことはありませんか?舐める動作の延長として噛む行動には、さまざまな理由が潜んでいます。ここでは、猫が自分自身を噛むときに考えられる代表的な5つの原因を解説します。

    絡まった毛や異物を取り除こうとしている

    猫は毛づくろいの際、舌ではうまく取り除けない絡まりや小さな異物を発見すると、歯で噛んで処理しようとします。これは本能的な自己メンテナンスの一部で、決して異常な行動ではありません。特に換毛期などは毛が抜けやすく絡まりやすいため、この動作が頻繁に見られることもあります。

    痒みや皮膚の違和感がある

    ノミ・ダニ、アレルギー、乾燥、皮膚炎などの皮膚トラブルが原因でかゆみを感じていると、猫はかいてスッキリさせる代わりにその部分を舐めたり噛んだりします。噛むことで強い刺激を加え、かゆみを紛らわせようとしているのです。皮膚に赤みや脱毛が見られる場合は病気のサインかもしれません。

    ストレスや不安を抱えている

    環境の変化、運動不足、飼い主との接触減少などによりストレスがたまると、猫は自傷行為のように自分を噛むことがあります。これは心のバランスを保つための“代償行動”であり、過剰になると健康にも影響を与えるため注意が必要です。

    執着グルーミング(過剰毛づくろい)

    グルーミングは本来リラックスのための行動ですが、何らかのきっかけでそれがエスカレートし、舐めすぎたり噛みすぎたりしてしまうことがあります。とくに単調な生活が続いている猫に多く見られる傾向で、「常同行動」と呼ばれることもあります。

    単なる習慣や癖になっている

    一度覚えた行動がそのまま癖になっているケースも少なくありません。痛みや不快感がなくても、舐めたあとに「ついで」のように噛む癖がついてしまっている猫もいます。軽く噛む程度であれば問題ありませんが、皮膚を傷つけるほどの場合は注意しましょう。

    猫が毛づくろいで自分を噛むときの対処法

    猫が毛づくろい中に自分を噛む姿を見ると、「大丈夫かな?」「やめさせた方がいいのでは?」と心配になる飼い主さんも多いでしょう。ですが、すべての噛む行動が危険というわけではありません。ここでは、状況に応じた正しい対処法を紹介します。

    観察して、頻度や強さを見極める

    まず大切なのは、噛む行動の頻度や強さを冷静に観察することです。たまに軽く噛む程度であれば、絡まりの除去や習慣の一部である可能性が高く、過度に心配する必要はありません。

    一方で、頻繁に同じ場所を激しく噛んでいたり、出血や脱毛が見られる場合は、何らかの異常が疑われます。心配な場合は動画で記録しておくと、獣医師に相談する際に役立ちます。

    無理に止めず、そっと見守る

    猫が毛づくろい中に噛んでいるとき、驚いて大声を出したり、手で止めたりするのは逆効果です。猫が警戒してストレスを感じ、さらに行動が悪化する可能性もあります。よほど激しく傷つけていない限りは、まず静かに様子を見ることが大切です。

    ブラッシングや遊びで気分転換を

    猫の被毛に絡まりや抜け毛が多いと、グルーミング中の噛み行動が増えやすくなります。定期的なブラッシングで毛の状態を整えることで、噛む必要が減る場合もあります。

    また、ストレスや退屈が原因の場合は、遊びの時間を増やすのも効果的です。猫じゃらしや知育おもちゃでしっかり遊ぶことで、グルーミングに偏った行動を和らげることができます。

    同じ場所を何度も噛む場合は専門機関へ

    自分の体を繰り返し噛む行為が続く場合は、皮膚疾患やノミ・ダニの寄生、アレルギーなどの可能性があるため、早めに動物病院を受診しましょう。外傷がある場合は自己処置せず、必ず専門家の判断を仰ぐことが重要です。

    毛づくろい中に噛む猫におすすめの対策グッズ

    猫が自分自身を噛むのを見つけたら、まずは環境や習慣を見直すことが重要です。しかしそれと同時に、噛み癖やストレスを軽減するための対策グッズを活用するのも有効な手段です。ここでは、飼い主さんが試しやすいアイテムを紹介します。

    噛んでしまう猫におすすめの猫用グルーミングブラシ2選

    「猫舌とろん」は、猫のザラザラした舌を模したシリコンブラシで、まるで猫同士が毛づくろいしているような感覚を再現しています。撫でるようにブラッシングできるため、ブラシ嫌いの猫にも受け入れられやすい設計です。抜け毛をやさしく取り除きながらも、無理に毛を引っ張らずに優しいタッチで使えます。猫の舌の感触によってまるで自分で毛づくろいしているかのような感覚になれるでしょう。

    「ブラシを嫌がる猫もとろける魔法のブラシ」は、猫の敏感な肌にやさしい、柔らかいシリコン製のブラシです。抜け毛除去だけでなく、静電気を抑えながら自然な艶を引き出せるのが魅力です。ブラシを嫌がる猫でも心地よく感じる独自の設計で、リラックスタイムにも最適。シャンプー後の仕上げや、毎日のケアにも使える万能アイテムです。

    ストレス解消おもちゃ

    ストレスが原因で過剰にグルーミングしてしまう猫には、遊びの時間を充実させるおもちゃがおすすめです。キャットトンネルや知育系おもちゃなど、猫の好奇心を刺激するグッズを活用して、エネルギーを他に向けることで噛み行動の頻度が下がることがあります。

    噛んでしまう猫におすすめのおもちゃ2選

    「キャットトンネルスパイラル 木目柄」は、ナチュラルな木目柄が特徴の、おしゃれなスパイラル構造のキャットトンネル。複数の出入口と、猫の五感を刺激するシャカシャカ音で、遊びながら運動不足も解消できます。丸くカーブした形状が狭い空間を好む猫の本能にフィットし、隠れ家や寝床としても活用できます。省スペース設置ができ、インテリアにもなじむのも魅力です。

    吸盤で壁やガラスに固定できる知育玩具で、スペースを取らずに設置できます。猫が触れるとボールが回転する遊びで、猫の狩猟本能を刺激し、留守番中も楽しく遊べます。静かでシンプルな構造ながら、ストレス解消や運動不足対策に効果的。ひとり遊びが苦手な猫にもおすすめです。

    エリザベスカラー(ソフトタイプ)

    特定の場所を繰り返し噛んでしまい、出血や脱毛が見られる場合は、一時的にエリザベスカラーを装着するのも一つの方法です。ハードタイプはストレスが強くなることもあるため、布製やクッション素材の柔らかいタイプがおすすめです。

    噛んでしまう猫におすすめのエリザベスカラー2選

    軽くてやわらかく、猫が嫌がりにくい素材で作られたソフトタイプのエリザベスカラー。首まわりに優しくフィットしながら、しっかりと傷舐めや引っ掻き行動を防止します。カラーはおしゃれなパステルカラーの3色展開で、見た目にも優しい印象。首周りに合わせて調整できるマジックテープで簡単に取り付けできて、猫にも飼い主にもやさしい仕様です。

    愛玩動物飼養管理士が監修した、ソフトエリザベスカラー。防水加工された布製で、軽量ながらもしっかりとした保護力があります。サイズ調節が可能で、猫の首にやさしくフィットします。避妊・去勢手術後の傷舐め防止や、皮膚トラブル時の自傷行為抑制に役立ちます。手洗いも、ネットに入れて洗濯機で丸洗いもできて、簡単にお手入れできます。柔らかさと実用性を兼ね備えた安心設計です。

    これらの対策を試しても症状が改善しない場合や、皮膚に異常が見られる場合は、早めに動物病院を受診することをおすすめします。​専門家の診断を受けることで、適切な治療やアドバイスを得ることができます。

    こんなときは注意!受診が必要なケース

    猫が毛づくろい中に噛む行動は、基本的には自然なことも多いですが、場合によっては動物病院での診察が必要です。以下のような様子が見られる場合は、早めに獣医師に相談しましょう。

    同じ場所を繰り返し激しく噛む

    噛む場所が常に同じで、執拗に噛み続ける様子がある場合は注意が必要です。皮膚に刺激や異常を感じている可能性が高く、放置すると脱毛や出血、感染につながるおそれがあります。

    傷・脱毛・赤みなどの皮膚症状がある

    噛んでいる部位に赤み、フケ、かさぶた、出血、脱毛などの皮膚症状がある場合は、皮膚疾患や寄生虫、アレルギーなどの病気が原因となっている可能性があります。外用薬や食事療法が必要になるケースもありますので、早めの受診が重要です。

    行動がエスカレートしている

    噛む力が強くなっていたり、回数が増えている、毛づくろいの時間が異常に長くなっているなど、行動がエスカレートしているときも要注意です。精神的な不安や環境要因による「常同行動(同じ行動を繰り返す)」の可能性があり、放置すると慢性化するおそれがあります。

    食欲や元気の低下を伴っている

    噛む行動とあわせて、元気がない、食欲が落ちている、排泄に異常があるといった他の症状が見られる場合は、内臓疾患や痛みなど、より深刻な体調不良が背景にある可能性も。早急な診察が必要です。

    飼い主の制止に過剰に反応する

    噛む行動をやめさせようとした際に、過剰に怒ったり、極端に驚いたりする場合は、ストレスの度合いや心理的負担が高い状態にあることが考えられます。無理に制止せず、獣医師のアドバイスを受けながら対応していくことが大切です。

    自宅での工夫やグッズによる対策がうまくいかないとき、あるいは症状が悪化しているように感じたときは、早めに動物病院で相談することが猫の健康を守る近道です。

    まとめ|毛づくろい中に噛む猫への理解と対処が大切

    猫が毛づくろい中に自分を噛む行動には、毛の絡まりやかゆみ、ストレスなど、さまざまな理由が隠れています。多くは自然なセルフケアの一環ですが、症状が悪化していたり、同じ場所を繰り返し噛むような場合は注意が必要です。

    まずは日常的にできる対策として、やさしいブラッシングやストレス解消グッズなどを取り入れ、猫の心身のバランスを整えてあげましょう。それでも改善が見られない場合や皮膚トラブルが疑われる場合は、早めに動物病院を受診し、適切なケアを受けることが大切です。

    猫の行動の背景を理解し、寄り添った対処を心がけることで、大切な家族である猫との信頼関係もより深まっていくはずです。

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    参考文献
    犬と猫のしつけ教室ONELife&ぎふ動物行動クリニック.“舐めすぎてハゲた・傷ができた…猫の過剰グルーミングの原因と対策|猫のしつけ教室講師の獣医師が徹底解説”.https://tomo-iki.jp/cat-problem/14711(参照 2025-04-30)
    NPO法人 動物解放団体リブ.“【保存版】動物の「異常行動」とは?動物園や水族館の動物のストレス・精神疾患について解説”.https://animal-liberator.net/issue/zoochosis/(参照 2025-04-30)
    森のいぬねこ病院.“猫の皮膚炎〜舐め壊し”.https://morinoinuneko.com/staff-blog/%E7%8C%AB%E3%81%AE%E7%9A%AE%E8%86%9A%E7%82%8E%E3%80%9C%E8%88%90%E3%82%81%E5%A3%8A%E3%81%97(参照 2025-04-30)
    サーカス動物病院.“猫はストレスで過剰なグルーミングをすることがある?|猫のストレスによる皮膚炎について解説”.https://circus-ah.com/wp/archives/1963(参照 2025-04-30)

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