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    猫の給水器にフィルターはいらない?使わない場合のリスクと正しい管理方法

    猫 給水器 フィルター 使わない

    「猫の給水器のフィルターは必要なのでしょうか?」
    「給水器のフィルターを使わないとどういった問題があるのでしょうか?」

    猫にきれいな水をあげるために、給水器を利用しているかたは多くいます。しかし、「フィルター交換が面倒」「コストを抑えたい」といった理由から、フィルターを使わずにそのまま使用するケースも見られます。フィルターなしでも使えるのか、衛生面や健康への影響が気になりますよね。

    この記事では、猫の給水器にフィルターが果たす役割や、使わないことで生じるリスク、さらに清潔に保つための工夫やフィルター不要タイプの給水器まで詳しく解説します。猫の健康を守るための給水環境づくりの参考として、ぜひご覧ください。

    ※2025年10月9日時点の情報です。

    目次

    猫の給水器とフィルターの役割

    猫にとって清潔な水を飲める環境は、健康維持に欠かせません。特に給水器の「フィルター」は、水質を保ち続けるうえで大切なパーツです。しかし最近では、「浄水器の水を使っているからフィルターはいらないのでは?」と感じる飼い主も増えています。ここでは、給水器の仕組みやフィルターの役割、そしてフィルターが不要と感じる理由について詳しく見ていきましょう。

    常に循環して新鮮さを保つ仕組み

    猫の給水器は、水を循環させて常に新鮮な状態を保つ仕組みです。ポンプで水を循環させることで水がよどみにくく、新鮮さを保ちやすくなります。猫は動く水を好む傾向があるため、給水器を使うことで自然と飲水量が増える場合もあります。

    また、循環式の構造は水を清潔に保つのにも役立ちます。流れがあることでゴミやホコリが溜まりにくく、タンク内の水が濁りにくくなります。

    フィルターが果たす3つの役割

    1.毛やホコリなどの不純物をキャッチ

     猫の抜け毛や空気中のホコリ、フードのかけらなど、目に見えない汚れを取り除きます。

    2.水のにおいを抑える

     活性炭入りフィルターは、残留物によるにおいを吸着し、猫が飲みやすい水質を保ちます。

    3.スケールの付着を防ぐ

     一部のフィルターでは、カルシウムやマグネシウムを吸着する素材を用いており、給水器内部に白い水垢が付きにくくなります。

    フィルターなしだと何が違う?見落としがちな落とし穴

    フィルターがない給水器は構造がシンプルで、掃除がしやすいという利点があります。しかし、毛やホコリが水に残りやすく、時間が経つとぬめりやにおいが出やすくなります。とくに複数飼育やほこりが多い環境では、汚れが早く進行し、猫が水を避ける原因にもなりかねません。

    つまりフィルターは、単なる「ろ過装置」ではなく、猫が安心して水を飲むための守り役といえる存在です。

    浄水器の水を使うならフィルターはいらないの?

    最近では家庭で浄水器を使用している飼い主も多く、「すでにきれいな水を使っているのに、フィルターは本当に必要?」と考えるケースが増えています。しかし、給水器のフィルターが担うのは「水質をきれいにする」ことではなく、「きれいな水を汚れから守る」ことです。

    猫の毛やホコリ、唾液、フードのかけらなどは、どれほどきれいな水を入れても時間とともに混入します。フィルターがないと、それらが水中に残り、ぬめりや臭いの原因になることがあります。

    ただし、次のような条件を満たす場合は、フィルターなしでも比較的清潔に保つことができます。

    • 毎日水の交換とパーツ洗浄を継続できる
    • ステンレス・陶器など汚れが付きにくい素材を選ぶ
    • 室内のほこり・毛の混入が少ない環境を保てる

    つまり、お手入れを丁寧に続けられる人なら、フィルターなしでも衛生管理は可能です。一方で、忙しくて掃除が頻繁にできない場合や、毛の多い猫を飼っている場合は、フィルター付きのほうが清潔な水を維持しやすいでしょう。

    猫の給水器フィルターを使わない場合に起こるリスク

    フィルターを外して使うと、見た目ではきれいな水に見えても、時間の経過とともに水質が変化していきます。ここでは、フィルターを使わないことで起こりやすい3つのリスクについて解説します。

    水の汚れやぬめりが早く発生する

    フィルターがない場合、猫の毛やホコリ、唾液などの汚れがそのまま水に残ります。とくに、ポンプで水を循環させるタイプの給水器では、内部のチューブやタンクの壁面に汚れが付着しやすく、時間が経つとぬめりが発生します。ぬめりは細菌やカビの繁殖を促す原因になるため、1日放置するだけで水質が大きく変わることがあります。

    雑菌やカビの繁殖による健康リスク

    フィルターがないと、空気中の微細な汚れや食べかすなどが水中に残り、雑菌が繁殖しやすくなります。雑菌が増えると、猫が飲む水の衛生状態が悪化し、下痢や嘔吐などの消化器系トラブルを引き起こす可能性があります。また、カビが発生した状態の水を長期間飲み続けると、口腔内や胃腸への刺激にもつながるため注意が必要です。

    飲水量の低下による泌尿器系のトラブル

    猫はもともとあまり水を飲まない動物ですが、水が濁ったり臭いがついたりすると、さらに飲まなくなる傾向があります。結果として尿が濃縮し、膀胱炎や尿路系のトラブルが起こるリスクが高まります。水が汚れていると感じる猫は敏感に反応し、給水器自体を避けてしまうケースもあります。

    猫用給水器でフィルターを使わずに清潔を保つ工夫

    フィルターを使わずに給水器を運用する場合、最大の課題は「水の清潔さをどこまで保てるか」という点です。汚れやぬめりを防ぐには、日々のメンテナンスを丁寧に行うことが欠かせません。ここでは、フィルターなしでも衛生的に保つための具体的な方法を紹介します。

    毎日の水交換と給水器の洗浄を欠かさない

    フィルターがない給水器では、汚れが直接水に混入しやすくなります。そのため、1日1回以上の水交換が基本です。特に夏場は菌が繁殖しやすいため、朝と夜の2回交換するのが理想です。

    また、タンク・受け皿・ポンプ部分は中性洗剤で洗い、流水でしっかりすすぐことが大切です。ブラシを使って細部まで洗うことで、ぬめりや細菌の温床を防げます。洗剤が残ると猫が嫌がる原因になるため、最後は十分にすすぎ、しっかり乾燥させてから再セットしましょう。

    酢や重曹を使った安全な掃除方法

    水垢やぬめりが気になるときは、酢や重曹を使った自然由来の掃除方法が効果的です。酢は水垢の原因となるカルシウムを分解し、重曹はぬめりや油分を浮かせて落とします。

    掃除の目安は、週に1〜2回ほど。酢を水で2〜3倍に薄めて10〜15分つけ置きし、スポンジでこすり洗いします。重曹を使う場合は小さじ1程度をぬるま湯に溶かし、ブラシで軽く磨きましょう。洗浄後は必ず十分にすすぎ、乾燥させることで雑菌の再繁殖を防げます。

    清潔を保ちやすい素材を選ぶ

    給水器の素材によっても清潔さの保ちやすさは異なります。陶器やステンレス製は汚れが付きにくく、ぬめりの発生も抑えやすいのが特徴です。プラスチック製は軽くて扱いやすい反面、細かい傷に汚れが入り込みやすいため、定期的な買い替えが必要です。

    また、使用する水にも工夫ができます。浄水器を通した水や煮沸して冷ました水を使うことで、塩素臭を抑えつつ清潔な状態を維持できます。夏場は氷を数個入れて温度を下げると、雑菌の繁殖を遅らせることも可能です。

    猫用フィルター付き給水器のメリットと交換の重要性

    フィルター付き給水器は、猫の健康を守るうえで「水を清潔に保つ仕組み」をサポートする便利なアイテムです。ここでは、フィルターが持つ具体的なメリットと、交換を怠った場合に起こりうるトラブルについて解説します。

    フィルター付き給水器のメリット

    フィルター付き給水器は、猫がいつでもきれいな水を飲めるように工夫された構造を持っています。とくに以下の3点が大きな利点です。

    1.水を清潔に保ちやすい

    フィルターが毛やホコリなどの異物を除去することで、水を長時間きれいな状態に保ちやすくなります。これにより、雑菌の繁殖を抑え、ぬめりの発生を防ぐことができます。

    2.水のにおいを軽減できる

    活性炭を含むフィルターは、塩素臭や有機物臭を吸着して、猫が嫌がりにくい水質に整えます。猫は嗅覚が敏感なため、においの少ない水は飲水量の維持にもつながります。

    3.給水器のメンテナンスが楽になる

    フィルターが汚れをある程度吸着してくれるため、タンクやポンプ部分の汚れがつきにくくなります。洗浄の手間を減らしたい場合にも、フィルター付きは有効です。

    フィルター交換を怠るとどうなる?

    フィルターは永久的に使えるものではありません。長期間交換しないまま使い続けると、次のようなトラブルが発生する可能性があります。

    • フィルターに汚れが詰まり、水流が弱くなる
    • 水がスムーズに循環せず、ポンプに負担がかかって故障の原因になる
    • 活性炭が飽和してしまい、汚れを吸着できなくなる
    • 雑菌やカビがフィルター内部で繁殖する

    フィルターを清潔に保つことは、給水器の性能を維持するだけでなく、猫の健康を守るためにも欠かせないメンテナンスです。

    交換頻度の目安とコスト

    フィルターの交換頻度はメーカーや使用状況によって異なりますが、一般的には2〜4週間に1回程度の交換が推奨されています。水の使用量が多い家庭や複数飼育をしている場合は、より短いサイクルで交換するのが望ましいでしょう。

    交換フィルターは1枚あたり200〜400円ほどで、月1回の交換であれば年間2,000〜4,000円程度のコストになります。

    清潔を維持するための併用ケア

    フィルターを交換していても、給水器本体の洗浄を怠ると意味がありません。週に1〜2回は全パーツを分解し、ブラシや中性洗剤で洗浄することが大切です。とくに水が触れるタンク・ポンプ・受け皿部分は細菌が繁殖しやすいため、しっかり乾燥させてから再セットしましょう。

    猫の健康を守るための給水環境づくり

    猫が十分な量の水を飲める環境を整えることは、腎臓や膀胱の健康を守るうえで欠かせません。清潔な水を維持するだけでなく、猫が「自然と飲みたくなる工夫」を取り入れることも大切です。ここでは、家庭でできる給水環境づくりのポイントを紹介します。

    猫が水を飲みやすい場所を選ぶ

    猫は落ち着いた環境で水を飲むことを好みます。トイレやごはん皿のすぐ近くではなく、静かで通り道にならない場所に給水器を設置するのが理想です。食事スペースとは離しておくと、においを嫌がって水を避けることも減ります。

    また、複数の猫を飼っている場合は、頭数+1個の水飲み場を用意しましょう。ほかの猫と鉢合わせしない場所を確保することで、安心して飲めるようになります。

    給水器の水温にも気を配る

    常温程度の水を用意すると、飲みやすく感じる猫が多いといわれています。特に冬場は水が冷えやすいため、室温と同じくらいの温度を保つことがポイントです。

    猫の好みに合わせて器や素材を選ぶ

    猫によって「好みの器の深さ」や「素材の感触」は異なります。プラスチックよりも、陶器・ステンレス製の器のほうがにおいが少なく、清潔に保ちやすい傾向があります。器の縁が狭いとヒゲが当たって嫌がる猫もいるため、広めで浅めの形状を選ぶと良いでしょう。

    また、給水器と併用して、皿タイプの容器を別の場所にも設置すると、自然と水を飲む回数が増えます。

    飲水量を増やす工夫を取り入れる

    猫が水を飲む量を増やすためには、給水環境の工夫にくわえてウェットフードを取り入れて食事からも水分を摂取させることも効果的です。

    これらの工夫は、猫の年齢や体質を問わず有効です。清潔な水を常に確保し、猫が自分のペースで飲める環境を整えることが、健康維持の第一歩です。

    フィルター不要で使える猫用給水器おすすめ4選

    フィルターの交換コストを抑えたい飼い主に向けて、フィルター不要で使える猫用給水器を紹介します。

    ここでは、ポンプで水を循環させるタイプと、電源を使わず自然な仕組みで給水するタイプに分けて、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

    循環式でもフィルター不要!清潔と静音を両立したモデル

    フィルター交換の手間を省きつつ、常に水を循環させて清潔さを保ちたい方におすすめ。ここでは、ポンプで水を循環させながらもフィルターを使わない設計で、静音性やお手入れがしやすく静かに使えるモデルを紹介します。

    キャットウェルの自動給水器は、水を循環させながら清潔を保つフィルター交換不要タイプです。3Lの大容量タンクを備え、タイマー機能で一定間隔ごとに水を循環させるため、酸素を含んだ新鮮な状態を保ちやすくなります。コードレス・充電式で場所を選ばず設置でき、静音モーターを採用しているため夜間も稼働音が気になりにくいです。分解しやすく洗うのはたったの2パーツなので、お手入れも簡単。獣医師監修による設計で、衛生面と安全性を両立した給水器です。

    FEELNEEDYの給水器は、汚水分離設計を採用したステンレスボウルのフィルター不要モデルです。3.5Lの大容量タンクで、多頭飼いにも対応。充電式バッテリーは最大180日稼働し、コードレスで設置場所を選びません。傷がつきにくいステンレスボウルはにおい移りが少なく、衛生的に使い続けられます。デザインもシンプルで、リビングに置いても違和感の少ない上品な仕上がりです。

    電源いらずの重力式タイプ!自然の流れで新鮮な水を保つ給水器

    電源やポンプを使わず、タンクの水が減ると自然に補給される「重力式(グラビティ式)」タイプは、構造がシンプルでお手入れが簡単です。静かに水位を保つ仕組みのため、初めて給水器を導入する猫にも向いています。

    「アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ペット用自動給水器 ホワイト J-200」は、重力の仕組みを活かした電源不要の自動給水器です。フィルター交換の必要がなく、タンクをひっくり返すだけで簡単に水を補給できます。構造がシンプルなため、汚れがつきにくく、日々の水交換や掃除もしやすい設計です。動作音がないため臆病な猫にも向いており、初めて給水器を使う家庭にも取り入れやすいモデルです。

    JUNSPOWの給水器は、ステンレス製でぬめりが発生しにくい重力式モデルです。電源不要の4L大容量設計で、タンク内の水が自然に補給されるため、自然補給で水位が安定しやすく、留守時間帯も水が切れにくい設計です。ステンレス素材は傷がつきにくく、タンクと受け皿を分けて洗えるため衛生的に管理しやすい構造です。フィルターを使わずシンプルに清潔を維持したい飼い主に適した1台です。

    まとめ|フィルターを使わない猫用給水器の選び方と清潔に保つコツ

    猫の給水器にフィルターを使わない場合でも、こまめな水の交換と丁寧なお手入れを続けることで、清潔な水環境を保つことは十分に可能です。ただし、フィルターなしの給水器では、ホコリや毛が混入しやすいため、毎日の洗浄やタンクの確認を欠かさないことが大切です。

    また、給水器のタイプによってお手入れの頻度や使い勝手は異なります。循環式は「常に新鮮な水を保てる構造」が魅力で、タイマーや静音設計など機能性を重視する方に適しています。一方、重力式は「電源不要・構造がシンプル」で扱いやすく、手軽に清潔を維持したい家庭に向いています。

    愛猫が快適に水を飲めるよう、ライフスタイルと猫の性格に合った給水器を選び、清潔な水環境を保ちましょう。日々のちょっとした工夫が、猫の健康と長生きにつながります。

    #ペット用品 #給水器 #フィルター使わない #猫 #猫のいる生活 #猫好きな人と繋がりたい

    ▼参考文献
    ペット用フィルター式給水器No1 ピュアクリスタル.“【獣医師監修】愛犬•愛猫にとって水が大切な理由とは”.https://p-crystal.jp/interview/water-important/(参照 2025-10-09)
    ねこのきもち WEB MAGAZINE.“【獣医師監修】猫への水の与え方 与える量や水の種類・注意点は?”.https://cat.benesse.ne.jp/withcat/content/?id=12088(参照 2025-10-09)
    南が丘動物通信.“猫ちゃんの冬場の飲水量に注意していますか?”.https://www.minamigaokaah.com/column/column_20230122_1887.html(参照 2025-10-09)

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