「猫用の窓のハンモックは危ないのでしょうか?」
「落ちない猫用のハンモックはあるのでしょうか?」
猫が窓辺でのんびりくつろぐ姿は、飼い主にとって癒しのひとときですよね。そんな猫たちに大人気なのが「窓ハンモック」。床から離れた高い場所で景色を眺めたり、日向ぼっこを楽しめるため、多くの家庭で取り入れられています。しかし、「取り付けたのに落ちてしまった」「吸盤がすぐ外れる」といった声も少なくありません。万が一、猫が乗っているときに落下すれば、ケガにつながる恐れもあります。
この記事では、猫用の窓ハンモックを安全に使うための対策や、正しい取り付け方、選び方、おすすめの商品について詳しく解説します。大切な愛猫が安心してくつろげる環境を整えるために、ぜひ最後までご覧ください。
※2025年1月29日時点の情報です。
猫用の窓ハンモックの種類!どれが落ちにくい?
猫用の窓ハンモックといえば、吸盤タイプを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、実際にはさまざまな取り付け方のものがあり、それぞれにメリットと注意点があります。ここでは、代表的なタイプとその特徴を詳しく紹介します。
窓枠に引っ掛けて下から支えるタイプ
窓枠に引っ掛けて、ハンモックを下から支えるタイプのものがあります。吸盤タイプとは異なり、窓枠の形状によっては設置できない場合があります。また、猫が乗る際の衝撃を繰り返し受けることで、支えとなる金具が歪み、半年ほど経過すると角度がずれてハンモックが落ちることもあります。ただし、窓枠に十分な幅がある場合はしっかり固定され、ずれにくいため、比較的安定した使用が可能です。
吸盤タイプ
吸盤タイプにもいくつか種類がありますが、おすすめは「ハンモック本体に吸盤がついている」タイプです。吊り紐の先に吸盤がついているタイプもありますが、猫が乗る衝撃を繰り返し受けるため、ハンモックそのものに吸盤がついているタイプと比べると、吸盤がずれやすいものが多いです。
また、吸盤は「窓との接着面の大きいもの」「吸盤の数が多いもの(最低でも3つ以上)のもの」を選ぶと、安定しやすく落ちにくいです。
なかには、吸盤にねじのような機構がついており、ねじを回すことで空気が抜けて吸着するタイプのものもありますが、こちらは吸盤の劣化よりも前に留め具が劣化することがあるので、注意が必要です。
落ちない&猫が使いやすい窓ハンモック選び方
落ちにくいハンモックの選び方はわかっても、猫が実際に気に入ってくれるのか不安になりますよね。
そこで、「落ちにくさ」と「猫が使いやすい快適さ」という2つの観点から、最適な窓ハンモックの選び方を紹介します。
おすすめの窓ハンモックの特徴
- ハンモック本体に吸盤が直接ついているタイプ
- 接着面が大きい吸盤を使用しているもの
- 吸盤の数が多いもの(最低でも3つ以上)
- 猫の体重の2倍以上の耐荷重があるもの
- ハンモックの形が深すぎないもの
- 布やメッシュなど、滑りにくい素材を使用したもの
これらのポイントを考慮すると、安定性が高く、猫も快適に過ごせる窓ハンモックを選びやすくなります。
耐荷重は猫の体重の2倍以上が理想!
窓ハンモックは、猫が飛び乗ったり動いたりする際に瞬間的に大きな力がかかります。そのため、耐荷重に余裕をもたせ、猫の体重の2倍以上のものを選びましょう。
特に子猫の場合は、成長に伴って体重が増えるため、成猫になったときの体重を考慮することが大切です。また、多頭飼いをしている場合は、それぞれの猫の体重が異なるため、最も大きい猫に耐荷重を合わせて選ぶと安心です。
ハンモックの形状は深すぎないものを選ぶ!
猫の性格にもよりますが、運動能力が低い子や慎重な性格の子は、ハンモックが深すぎると出入りしにくく、使ってくれない可能性があります。適度な深さのものを選ぶことで、猫が安心して乗れるようになります。
ハンモックの素材は滑りにくい布やメッシュがおすすめ!
ハンモックの素材は、滑りにくさと耐久性で選びましょう。布やメッシュの素材は滑りにくく、木やプラスチック製のものは滑りやすいです。特にポリエステル素材は耐久性が高く、爪とぎをしても破れにくいため、長期間使用できます。
窓ハンモックが落ちないための設置のコツと落ちやすい原因
落ちにくい猫用の窓ハンモックは、ハンモック本体に吸盤が付いていて、窓との接着面が広く、吸盤の数が多いものが安定しやすいです。しかし、それだけでなく、設置のコツを押さえることで、さらに落下を防ぐことができます。
【吸盤タイプ】窓ハンモックの正しい設置方法
- 取り付け前に窓を掃除し、吸着面をきれいにする
- 吸着力を上げるために、吸盤をお湯(30-50度)で5分ほど温める
- 吸盤を取り付ける際、指で押さえてしっかりと空気を抜く
- 吸盤用の補助アイテムを活用する
窓ハンモックが落ちやすくなる3つの原因
窓ハンモックが落ちる原因として、主に以下の3つが考えられます。
窓の表面の汚れやホコリ
窓に汚れやホコリが付着していると、吸盤がしっかり密着せず、落ちやすくなります。 そのため、取り付ける前に、ウェットティッシュや濡れた布などで汚れや手垢を拭き取り、最後にマイクロファイバークロス(眼鏡拭きやスマホ画面拭き、アクセサリー磨き用の布など)で仕上げると、より効果的です。
吸盤が冷えて硬くなっている
吸盤は温めることで柔らかくなり、吸着力が向上します。 そのため、30〜50℃のお湯に約5分ほど浸けてから取り付けるのがおすすめです。
ただし、説明書に適温や浸ける時間が記載されている場合は、必ず確認しましょう。 また、沸騰したお湯に浸けるとゴムが変形する可能性があるため、温度が高すぎないよう注意してください。
吸盤と窓の間に空気が残っている
吸盤を取り付ける際、指でしっかり押さえながら空気を抜くことが重要です。 空気が残っていると、時間が経つにつれて吸盤が外れやすくなります。
もし吸着力に不安がある場合は、吸盤用の補助板を使用すると、より安定して設置できます。
サイズ:11 x 11 x 1 cm; 10 g
吸盤を取り付けるときには、指で押さえてしっかりと吸盤と窓の間の空気を抜きながら付けましょう。
落ちにくい猫用窓ハンモックおすすめ5選
ここからは吸盤が3つ以上ついているおすすめの窓ハンモックをご紹介します。
こちらの窓ハンモックには、吸着力を強化する専用の両面テープが9枚付属しており、吸盤用の補助板を別途購入しなくても、しっかりと固定できます。 また、ハンモック自体がわずかに上向きになっているため、猫にとって安心感のある設計になっています。さらに、使用しないときは窓に折りたためるため、カーテンやブラインドが閉められないといった悩みも解消できます。
カバーは4種類あり、メッシュタイプとタオル生地のセットから選択できます。 カバーは2枚付属しているため、1枚を洗濯中でももう1枚を使用でき、常に清潔な状態を保てます。
サイズ:67長さ x 25幅 x 25高さ cm
耐荷重:15kg
こちらの窓ハンモックは、やわらかい生地を使用しているため、お手入れは手洗いのみとなりますが、フィルム加工などが施されていないため、丸洗いが可能で清潔に保ちやすいのが特徴です。
また、ねじ式の吸盤を採用しており、窓ガラスへの取り付けが簡単です。 初めて窓ハンモックを試したい方におすすめです。
サイズ:68.5長さ x 15幅 x 26高さ cm
耐荷重:13kg
吸盤が大きく、ナイロン素材を使用しているため、落ちにくく滑りにくい窓ハンモックです。 また、布の厚みは6mmと十分にあり、さらに厚手のクッションも付属しているため、快適に使用できます。
吸着盤に水を付けた後、ハンドクリームや歯磨き粉、シャンプーなどを塗って貼り付けることで、吸着力が強化できるのが特徴です。
サイズ:長さ61cm×奥行き30cm×高さ20cm
耐荷重:約25kg
直径8.3cmの大型吸盤が4つ付属しており、ねじで締めるタイプの吸盤を採用しているため、万が一1つが緩んでもハンモックが落ちる心配が少ない設計です。 また、従来の吊り下げタイプに比べて吸着力が2倍向上しており、安心して使用できます。
カバーは裏表で異なる素材を使用しており、片面は通気性の良いメッシュ、もう片面は柔らかく温かいフランネル素材になっています。 気温が高い時はメッシュ面、寒い時はタオル面を使用することで、猫が快適に過ごせます。
さらに、折りたたみ式のデザインのため、カーテンを閉める際にも邪魔にならず、使い勝手の良さも魅力です。
サイズ:46長さ x 17幅 x 44高さ cm
耐荷重:約30kg
こちらの窓ハンモックは、吸盤が5つ付いており、耐荷重が約30kgなので大きめの猫も安心して使えます。スケルトンのデザインなので、寝顔や肉球が見えてかわいいですが、布製の素材と比べると滑りやすくなっているので、低めの位置に設置しましょう。また、スケルトン素材は汚れが目立ちやすいですが、ハンモック部分は取り外して洗えるため、お手入れも簡単です。
猫が気に入る!おすすめの窓ハンモックの設置場所
せっかく窓ハンモックを購入したのに、猫が使ってくれない」「落ちにくい窓ハンモックを選んだけれど、安全性が心配」そんな方のために、猫が快適に使える窓ハンモックの設置場所を紹介します。
落下に備えて低めの位置に設置する
どれだけ吸着力を高めても、万が一猫がうまく着地できないことも考えられます。 猫は基本的に高い場所からの着地が得意ですが、まれに失敗することもあります。 また、慣れるまでは高い位置のハンモックを怖がって乗らないこともあります。 そのため、最初は高すぎない低めの位置に設置するのがおすすめです。
やわらかいカーペットがある場所に設置する
窓ハンモックから降りやすくするため、また、万が一落ちたときの衝撃を和らげるために、ハンモックの下にはカーペットがある場所を選びましょう。 難しい場合は、クッションやラグを敷いて安全対策をすると安心です。
障害物が少ない場所に設置する
窓ハンモックまでの動線を確保することが重要です。 障害物が多いと、猫がたどり着けなかったり、ジャンプの際にぶつかる可能性があります。 設置前に、周囲に障害物がないかを確認し、安全な場所を選びましょう
日光が当たる場所に設置する
猫は日向ぼっこが大好きです。そのため、日当たりの良い窓に設置すると、気に入ってくれる可能性が高まります。 特に冬場は、日が差し込む場所を選ぶと快適に過ごせます。
どうしても窓ハンモックに入ってくれない場合は、ハンモックの上におやつを置いて誘導するのも一つの方法です。 それでも怖がって入らない場合は、素材や形状が猫の好みに合っていない可能性があるため、他の種類を試してみるのもおすすめです。 一度ハンモックに入ると気に入って使い続けることもあるので、焦らずゆっくり慣れさせましょう。
まとめ:落ちにくい窓ハンモックのポイントをおさらい
いかがでしたか?
最後に、窓ハンモックを安定させるための4つのポイントをおさらいします。
- ハンモック本体に吸盤が直接ついている
- 窓との接着面が広い吸盤を使用している
- 吸盤の数が多い(最低でも3つ以上)ものを選ぶ
- 窓の掃除 → お湯で吸盤を温める → 吸着アイテムを使って取り付ける
猫が使わない場合は、素材や形状の好みも影響するため、いくつか試してみると良いでしょう。
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