「犬の熱中症対策は?」
「犬の暑さ対策は、どこを冷やせばいいの?」
気温が高くなる季節になると、このように悩む方も多いのではないでしょうか。
犬は人間のように全身で汗をかいて体温を調節できないので、主に呼吸によって体内の熱を逃がしています。そのため、気温や湿度が高い環境では体に熱がこもりやすくなります。特に近年は猛暑日が増えており、室内での留守番中や散歩中、車での移動中など、さまざまな場面で熱中症対策が欠かせません。
しかし、犬の熱中症対策グッズにはクールウェアやネッククーラー、クールマット、携帯ウォーターボトルなど多くの種類があり、どれを選べばよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
この記事では、犬の熱中症の危険性を踏まえながら、室内・散歩・車内といったシーン別に役立つ熱中症対策グッズをまとめています。グッズ選びのポイントや日常生活で取り入れたい暑さ対策についても解説しますので、愛犬が快適に夏を過ごせる環境づくりの参考にしてください。
※2026年6月5日時点の情報です。
【シーン別】犬の熱中症対策グッズの選び方
犬の熱中症対策は「いつ、どこで」過ごすかによって、優先したいポイントや役立つグッズが異なります。室内であれば長時間快適に過ごせる環境づくりが大切ですし、散歩中であれば体温の上昇を抑える工夫が欠かせません。また、車で移動する際は、熱がこもらない環境を整える必要があります。
ここでは、「室内」「散歩」「車内」の3つのシーンに分けて、犬の熱中症対策に役立つグッズの選び方を紹介します。愛犬の生活スタイルに合ったアイテム選びの参考にしてください。
| シーン | 対策の目的 |
|---|---|
| 室内 | 長時間の留守番や睡眠時の快適な環境づくり |
| 散歩 | 外気温や地面からの熱による体温上昇の対策 |
| 移動 | 地面からの熱や歩行による負担を減らす環境づくり |
| 車内 | 直射日光や熱のこもりを防ぐ環境づくり |
室内で過ごす犬には「涼しく休める場所」を用意しよう
室内で過ごす時間が長い場合には、犬が自分で快適な場所を選んで休める環境づくりが大切です。エアコンによる温度管理を基本としながら、クールマットやアルミプレートなどを取り入れると、暑さを感じたときに体を休めやすくなります。
また、冷たい空気は床付近にたまりやすいため、サーキュレーターで空気を循環させることも効果的です。留守番中に使用する場合は、誤飲や破損のリスクが少ない構造かどうかも確認しておきましょう。
サイズ:63.5*90cm、75*100cm、100*125cm、125*150cm
主な素材:80%ナイロン+20%PE素材
こちらの冷却マットは、接触冷感素材を採用した冷却マットです。エアコンと併用しながら、犬が自由に涼しい場所を選べる環境づくりに役立ちます。毛布のように厚みがあるため、床だけでなくソファやベッドの上にも敷きやすく、普段使っている場所に取り入れやすい点が特徴です。また、洗濯機で丸洗いできるため、汗や抜け毛が気になる夏場でも清潔な状態を保ちやすいでしょう。硬いアルミプレートが苦手な犬や、やわらかい寝心地を好む犬の暑さ対策グッズとして活用しやすい商品です。
サイズ:S、M、L、2L
「マルカン ひんやりクールアルミプレート 2L」は、高純度アルミを使用した犬用の冷却プレートです。電気や保冷剤を使わず、アルミが体の熱を吸収する仕組みのため、設置してすぐに使えます。表面にはアルマイト加工が施されており、汚れが付着した際も拭き取りやすく、お手入れしやすい点が特徴です。また、裏面には滑り止めパッドが付いているため、フローリングの上でも設置しやすくなっています。布製のクールマットを噛んでしまう犬や、ひんやりした床で寝ることを好む犬に向いています。一方で、硬い素材が苦手な犬もいるため、普段の寝床の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
サイズ:XS、S、M、L、XL
主な素材:ゲル, スポンジ, 引っかき傷防止ナイロン生地, 水
「Angelpet ペット ひんやりマット【ペット専門家監修】」は、内部に冷却ジェルを使用した犬用の冷感マットです。体を乗せるだけで使用できるため、クールウェアが苦手な犬や、室内で過ごす時間が長い犬の暑さ対策に取り入れやすいでしょう。内部にはスポンジも入っており、ほどよい厚みがあります。また、防水性のある生地を採用しているため、水やよだれで汚れた場合も拭き取りやすい点が特徴です。折りたたんで持ち運べるため、自宅だけでなく車での移動や旅行先でも使いやすくなっています。XS〜XLまでサイズ展開があるので、愛犬の体格に合わせて選びやすい冷感マットです。なお、ひっかいても破けにくい性能になっていますが、マットの内部にジェルを使用した商品のため、噛み癖がある犬の場合は使用中の様子を確認しながら使いましょう。

暑いお散歩には「体温上昇を抑えるグッズ」を活用しよう
犬の夏のお散歩では、気温だけでなくアスファルトの照り返しや地面からの熱にも注意が必要です。朝早くや夜遅くの散歩が多くなる時期ですが、その時間帯でも暑さが気になる季節ですので、クールウェアやクールベストは体温上昇を抑えるサポートとなり、ネッククーラーは首元を冷やして暑さ対策に役立ちます。
また、熱中症予防にはこまめな水分補給も欠かせません。携帯ウォーターボトルを持ち歩き、いつでも水を飲める環境を整えておくことが大切です。愛犬の体格や散歩時間に合わせてグッズを組み合わせると、暑い季節でも快適に過ごしやすくなります。
「マルカン 極冷 お散歩ウエア M」は、接触冷感素材を使用した犬用のクールウェアです。伸縮性のあるニット生地を採用しているため、散歩中も動きやすく、着脱しやすい設計になっています。水に濡らして絞ってから着用することで涼しく感じます。暑い季節のお散歩や外出時に、暑さ対策グッズのひとつとして取り入れやすいでしょう。Mサイズは、超小型犬から小型犬向けのサイズ展開となっており、トイ・プードルやポメラニアンなどに選びやすい商品です。服を着ることに慣れている犬の暑さ対策として活用しやすいクールウェアです。
「超COOLお散歩ベスト S」は、水に浸して使用する犬用のクールベストです。接触冷感素材を採用しており、水を含ませて着用することで暑い季節のお散歩グッズとして活用できます。背中部分から被せて、首元とお腹周りで止めるだけなので、被るのが苦手な子にも着せやすいです。使用方法は、水に浸して十分に吸水させた後、軽く絞って着せるだけとシンプルです。手洗いできるため、汚れが気になる時期でもお手入れしやすいです。
サイズ:S、M、L
主な素材:プラスチック
「ペティオ (Petio) 犬用ウェア お散歩用 ひんやりポンチョ Mサイズ」は、水に濡らして使用できる犬用のポンチョです。内側には保冷剤を入れられるポケットが付いており、使用環境に合わせて使い分けられます。首まわりを包み込む形状で装着しやすく、背中にはリード通し穴が設けられているため、首輪の上から着用できます。散歩の準備をスムーズに行いやすい点も特徴です。また、反射材が付いているため、早朝や夕方以降のお散歩時にも使いやすい設計になっています。保冷剤を併用できるクールウェアを探しているかたにも取り入れやすい商品です。
こちらのクールネックは、保冷剤を入れて使用するタイプのネッククーラーです。保冷剤が直接肌に触れにくい構造になっているため、首元に装着しやすくなっています。首元に装着して使用するタイプで、暑い季節のお散歩や外出時の暑さ対策グッズとして活用できます。本体にはオックスフォード素材を使用しており、軽量で扱いやすい設計です。また、ジッパー付きのため保冷剤が飛び出しにくく、保冷剤が直接肌に触れにくい構造になっています。洗濯ネットに入れれば洗濯機にも対応しているため、お手入れしやすい点も特徴です。
主な素材:ポリエステル
こちらのクールスヌードは、保冷剤を入れて使用できる犬用のスヌードです。付属の保冷剤を使用する方法に加え、水に濡らして使用することもできるため、使用環境に合わせて使い分けられます。保冷剤ポケットには深型のかぶせ式構造を採用しており、保冷剤が飛び出しにくい設計です。また、上下2か所のゴムひもとストッパーでサイズ調整ができるため、首まわりに合わせて装着しやすくなっています。全20柄のデザインが用意されており、洗濯機で丸洗いできる点も特徴です。保冷剤タイプと水に濡らすタイプの両方を使いたい方にも取り入れやすいネッククーラーです。
カラー:ホワイト/ブラウン
主な素材:アクリロニトリルブタジエンスチレン (ABS)
「ドギーマン ワンハンドボトル ホワイト」は、ボトルと水皿が一体になった犬用の給水ボトルです。ボタンをスライドして押し込むだけで水を出せるため、散歩中や外出先でも片手で操作しやすくなっています。水皿はおわん型の幅広設計を採用しており、水を飲ませやすい点が特徴です。また、ボトル本体は広口タイプのため内部を洗いやすく、日常的にお手入れしやすいです。使用後はボタンが自動的にロック位置へ戻る構造となっており、持ち運び時にも扱いやすくなっています。
「リッチェル マークタス ハンディシャワー ベージュ」は、市販のペットボトルに取り付けて使用する給水グッズです。受皿の向きを変えることで、給水器としてもマナー水洗い用としても使える2WAY仕様となっています。シャワーキャップを引き上げてペットボトルを押すと水が出るため、外出先で水を飲ませたい時や、おしっこ跡を水で流したい時に活用できます。また、カラビナが付属しているため、リードやバッグなどに取り付けて持ち運びやすい点も特徴です。散歩やお出かけの際に、水分補給とマナー対策をまとめて行いたい方にも取り入れやすいアイテムです。

移動中は「地面からの熱を避けられる環境」を整えよう
夏場の外出では、気温だけでなくアスファルトからの照り返しにも注意が必要です。特に地面に近い位置を歩く犬は熱の影響を受けやすいため、長距離の移動や気温が高い時間帯のお出かけでは負担が大きくなることがあります。
そのような場面では、ペットカートやスリングを活用する方法があります。歩く時間を減らしながら移動できるため、体力の消耗が気になる犬やシニア犬とのお出かけにも取り入れやすいでしょう。また、カート内にクールマットを敷いたり、日差しを避けられるモデルを選んだりすることで、暑い時期の移動環境を整えやすくなります。
ここでは、夏のお出かけに活用しやすいペットカートとスリングを紹介します。
カラー:グレー
「itanga おさんぽバギー」は、高強度アルミフレームを採用したペットカートです。耐荷重25kgながら本体重量は約5kgとなっており、持ち運びや収納をしやすい設計です。メッシュカバーを備えているため、カート内の様子を確認しやすい構造になっています。また、飛び出し防止リードや収納バスケットも付いており、お出かけ時に使いやすい機能が備わっています。カート部分は分離できるため、ペットキャリーとしても使用可能です。さらに、ワンタッチでコンパクトに折りたためる自立式設計を採用しており、車への積み込みや自宅での保管もしやすいです。冷却シートや冷感ネックなどを併用して使うことで、移動中の暑さ対策グッズのひとつとして取り入れやすいペットカートです。
サイズ:45長さ x 22幅 x 45高さ cm
「Lil&Fam ペットスリング」は、メッシュ生地を採用したペット用スリングです。通気性を確保しやすい構造のため、暑い時期のお出かけにも取り入れやすくなっています。推奨体重8kg以内の犬に対応しており、専用の底板と肩パッドが付いているため、抱っこした際の安定感にも配慮されています。また、飛び出し防止ストラップやストッパー付きのメッシュネットを備えている点も特徴です。ベルトの長さは調整できるため、使用する方の体格に合わせやすくなっています。さらに、折りたたんでコンパクトに収納できるため、通院や買い物、旅行などさまざまな場面で持ち運びしやすいペットスリングです。
車移動では「熱がこもらない環境づくり」を意識しよう
車内はエアコンを使用していても、場所によって温度差が生じやすく、窓から差し込む日差しが犬の負担になることがあります。そのため、サンシェードで直射日光を遮りながら、車内全体に冷たい空気が行き渡る環境を整えることが大切です。
後部座席やクレート内に熱がこもりやすい場合は、ポータブルファンを活用して空気を循環させる方法もあります。また、クールマットなどを併用すると、移動中の休憩スペースとして活用しやすくなります。車でのお出かけが多い場合は、移動中の暑さ対策も意識してグッズを選びましょう。
主な素材:ポリプロピレン、スチール
「ミストファンTL-5-WH」は、送風機能とミスト機能を備えたコンパクトサイズのファンです。風量と噴霧量はそれぞれ3段階で調整でき、ファンのみでも使用できます。上部給水式を採用しているため、タンクに水を注ぎやすく、お手入れしながら使いやすい設計です。また、USB給電式のためモバイルバッテリーと接続して使用でき、車での移動時やペットカートでのお出かけなどにも活用しやすいでしょう。本体重量は約262gと軽量で、持ち運びしやすい点も特徴です。ただし、ミストや風を犬に直接当て続けるのではなく、周囲の空気を循環させる目的で使用することが大切です。エアコンやサンシェードなどの暑さ対策と併用しながら活用しましょう。
「WINSY クールミストファン」は、ミスト機能を搭載したUSB充電式のハンディファンです。水を入れて使用できるため、送風とミストの両方を利用できます。風量は3段階で調整でき、ミストは連続噴霧と間欠噴霧の2モードに対応しています。付属のスタンドを使用すれば卓上でも使用でき、台座を除いた本体重量は約165gと軽量です。また、USB充電式のため持ち運びしやすく、風量が弱の場合最大約7時間使用できます(ミスト併用時を除く)。犬の暑さ対策として使用する場合は、エアコンによる温度管理を基本としたうえで、空気を循環させる補助アイテムとして活用するとよいでしょう。
グッズ選びで後悔しないための3つのポイント
犬の熱中症対策グッズにはさまざまな種類があり、見た目や価格だけで選んでしまうと、愛犬に合わなかったり、使いにくかったりすることがあります。せっかく購入するなら、愛犬が無理なく使えることはもちろん、日常的に取り入れやすい商品を選びたいものです。ここでは、犬の熱中症対策グッズを選ぶ際に確認しておきたい3つのポイントを紹介します。
愛犬にサイズが合わないと使ってくれないことも
クールウェアやネッククーラーなどを選ぶ際は、愛犬のサイズや体型に合っているかを確認しましょう。小さすぎると体を締め付けてしまい、大きすぎるとズレたり脱げたりする原因になります。
商品ごとにサイズ表記は異なるため、犬種だけで判断せず、首まわりや胴まわり、着丈などを測ったうえで選ぶことが大切です。特にダックスフンドのように胴が長い犬や、フレンチブルドッグのように体型に特徴がある犬は、サイズ調整ができる商品を選ぶと合わせやすいでしょう。
室内・散歩・車内で向いているグッズは違う
熱中症対策グッズは、室内・散歩・車移動など使用する場面によって向いているタイプが異なります。例えば、室内であればクールマットやアルミプレート、お散歩ではクールウェアやネッククーラー、車移動では、クールマットやポータブルファン、移動ではカートなどが選択肢になります。いずれも1つだけではなく、エアコンと併用したり複数アイテムを併用したりして工夫しましょう。
また、保冷剤を使用するタイプや接触冷感素材を使用したタイプなど、商品の仕組みもさまざまです。購入前に使用シーンをイメージしながら選ぶことで、より活用しやすくなります。
毎日使うなら洗いやすさもチェック
夏場に使用するグッズは、水分やよだれ、犬種によっては抜け毛などで汚れやすくなります。そのため、洗濯機で洗えるか、手洗いしやすいか、拭き取りだけでお手入れできるかなども確認しておきたいポイントです。
特に毎日使うグッズは、お手入れが負担になると使わなくなってしまうことがあります。洗濯方法や素材も確認しながら、無理なく清潔な状態を保てる商品を選びましょう。
グッズと併用したい!日常生活でできる熱中症対策
熱中症対策グッズは暑さ対策に役立ちますが、グッズだけで熱中症を防げるわけではありません。愛犬が暑い季節を快適に過ごすためには、日頃の生活環境や過ごし方にも気を配ることが大切です。ここでは、熱中症対策グッズとあわせて取り入れたい日常生活での対策を紹介します。
暑い時間帯のお散歩はできるだけ避けよう
夏場の散歩は、気温が高い日中を避け、早朝や日没後しばらく時間が経過してから行うようにしましょう。アスファルトは日が沈んだ後も熱を持っていることがあるため、出発前に手で触れて熱くないか確認することが大切です。
また、湿度が高い日は気温がそれほど高くなくても熱中症のリスクがあります。愛犬の様子を見ながら、散歩時間や距離を調整することも大切です。
こまめな水分補給を意識しよう
犬はハァハァという呼吸であるパンティングによって体の熱を逃がすため、暑い時期は普段以上に水分が失われやすくなります。そのため、いつでも水が飲める環境を整えておくことが重要です。
室内では複数の場所に水飲み場を設置し、水はこまめに交換しましょう。また、水をあまり飲まない場合は、ウェットフードを活用するなど食事から水分を摂る工夫も取り入れてみてください。

短時間でも車内に残さない
夏場の車内は15分程度でも高温になりやすく、犬にとって負担の大きい環境になることがあります。窓を開けたりサンシェードを使用したりしていても、車内温度の上昇を防ぎきれない場合があります。
コンビニでの買い物や短時間の用事であっても、できるだけ犬を車内に残さないようにしましょう。また、移動中はエアコンを使用し、車内の温度管理を行うことが大切です。外出時は愛犬も一緒に移動できる環境を整えておくと安心です。
犬の熱中症が危険といわれる理由
愛犬の命を守るためには、まず熱中症のリスクを知ることが大切です。犬は人間とは体温調節の仕組みが異なるため、暑さの影響を受けやすい動物です。また、熱中症は短時間で症状が進行することもあり、場合によっては命にかかわることもあります。ここでは、犬の熱中症が危険といわれる理由や、特に注意したいポイントについて紹介します。
熱中症は命にかかわることがある
熱中症は単なる夏バテとは異なり、重症化すると命にかかわることがあります。初期には呼吸が荒くなる、よだれが増える、元気がなくなるといった症状が見られますが、進行すると脱水や意識障害、けいれんなどを引き起こすことがあります。
犬は体調不良を言葉で伝えられないため、普段との違いに早く気付くことが大切です。少しでも様子がおかしいと感じた場合は、涼しい場所へ移動し、必要に応じて動物病院へ相談しましょう。
犬は暑さが苦手な体のつくりをしている
犬は人間のように全身で汗をかいて体温を下げることができません。そのため、主にパンティングによって体内の熱を逃がしています。しかし、気温や湿度が高い環境では十分に体温を下げられないことがあります。
また、散歩中はアスファルトの照り返しや地面からの熱の影響も受けやすくなります。人がそれほど暑さを感じていなくても、犬にとっては負担の大きい環境になっている場合があるため注意が必要です。
短頭種やシニア犬は特に気を付けたい
すべての犬に熱中症のリスクがありますが、その中でも特に注意が必要な犬がいます。パグやフレンチブルドッグ、シーズーなどの短頭種は呼吸による放熱が得意ではなく、暑さの影響を受けやすい傾向があります。
また、体温調節機能が十分に発達していない子犬や、体力や身体機能が低下しやすいシニア犬も注意が必要です。さらに、肥満傾向の犬は体内に熱がこもりやすいため、暑い時期は普段以上に温度管理へ気を配りましょう。
まとめ|犬の熱中症対策グッズを活用して暑い季節を快適に過ごそう
犬は人間のように全身で汗をかいて体温を下げることができず、暑さの影響を受けやすい動物です。特に夏場は室内や散歩中、車での移動中など、さまざまな場面で熱中症のリスクが高まります。
犬の熱中症対策グッズには、クールウェアやネッククーラー、クールマット、給水ボトル、ペットカートなどさまざまな種類があります。使用する場所や愛犬の性格、体格に合わせて選ぶことで、暑い時期をより快適に過ごしやすくなるでしょう。
ただし、熱中症対策グッズだけで暑さを防げるわけではありません。涼しい時間帯に散歩をすることや、こまめな水分補給、車内に犬を残さないことなど、日常生活での対策も欠かせません。
愛犬に合った熱中症対策グッズを取り入れながら、毎日の温度管理や体調チェックも行い、暑い季節を元気に乗り切りましょう。
▼参考文献
JAF.“真夏の車内温度”.https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/summer(参照 2026-06-05)
あいづま動物病院.“ペットの熱中症:知っておきたい基礎知識と危険信”.https://aizuma-vet.com/news/p964/(参照 2026-06-05)
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