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    うさぎがトイレを覚えない原因は?対策としつけのコツを解説

    ウサギ トイレ 覚えない

    「うさぎにせっかくトイレを用意しても、全然そこでしてくれない…」
    「うさぎはトイレをどのくらいで覚える?」
    そんな悩みを抱えているかたも多いのではないでしょうか。

    うさぎはきれい好きな一方で、思ったようにトイレを使ってくれないこともあります。何がいけないのか、どこを直せばいいのかと不安に感じるかたも多いでしょう。

    この記事では、うさぎがトイレを覚えない原因や対策、しつけのコツについて、動物介護士の視点から解説します。初めてうさぎを飼うかたでも理解しやすいようにまとめているので、ぜひ参考にしてください。

    ※2025年7月10日時点の情報です。

    目次

    うさぎがトイレを覚えないのは普通のこと?

    うさぎは本来、排泄を決まった場所でする習性があります。しかし、すべての個体がすぐにトイレを覚えるとは限りません。うまく覚えられない子も多く、それは必ずしも「失敗」ではないのです。

    うさぎにとっての「トイレ」の認識

    うさぎに「ここがトイレ」と理解させるには、経験の積み重ねが必要です。自然界では、縄張りを示すために排泄することがあるため、トイレを1か所に固定する習慣が身につくには時間がかかることもあります。

    性格や個体差も影響する

    臆病な性格のうさぎや、環境の変化に敏感な子は、新しい場所やアイテムに慣れるのに時間がかかります。そのため、トイレを設置してすぐに使ってくれるとは限りません。特に迎え入れて間もない時期は、排泄の場所が安定しないことも珍しくありません。

    トイレを覚えない原因とは

    うさぎがトイレを覚えない場合、理由はひとつではありません。環境、体調、性格などさまざまな要因が絡んでいる可能性があります。ここでは、代表的な原因を項目ごとに解説します。

    トイレの位置や形が合っていない

    うさぎは静かで落ち着ける場所を好んで排泄します。ケージの出入口付近や、寝床のすぐそばにトイレがあると使いたがらないことがあります。また、トイレの高さが合わない、ステップが滑る、素材のにおいが強すぎるなども使用を避ける理由になります。

    環境の変化やストレス

    うさぎは環境の変化に敏感です。引っ越しや模様替え、一緒にいるほかの動物の存在などがストレスとなり、トイレの習慣が崩れることがあります。また、排泄した場所を掃除しすぎてしまうと、自分のにおいが消えて落ち着かなくなり、別の場所で排泄することもあります。

    縄張り意識によるマーキング

    特にオスや未去勢のうさぎは、自分のテリトリーを主張するために、あえてトイレ以外で排泄する「マーキング行動」をすることがあります。ケージの外で自由に遊んだときに、あちこちでおしっこをする場合は、この行動が関係しているかもしれません。

    体調不良や高齢化による影響

    病気や加齢により排泄をコントロールできないケースもあります。膀胱炎や腎臓疾患、足腰の衰えなどにより、トイレまでたどり着けないことが原因で失敗することもあるため、長期的に続く場合は一度動物病院で相談するとよいでしょう。

    トイレを覚えさせるためのしつけのコツ

    うさぎにトイレを覚えさせるには、叱るのではなく、行動を観察しながら根気強く成功体験を積ませることが大切です。焦らず、うさぎの習性に合わせた方法で進めていきましょう。

    排泄のタイミングを観察して誘導する

    多くのうさぎは食後や寝起きに排泄することが多いため、その時間帯を見計らってトイレの中に誘導するのが効果的です。排泄のそぶりを見せたらそっとトイレに連れていくことで、「ここが排泄する場所」と理解しやすくなります。

    成功したらすぐに褒める

    トイレで上手に排泄できたときは、すぐにやさしく声をかけたり、なでてあげたりして成功体験を強化しましょう。おやつを与える方法もありますが、量やタイミングには注意が必要です。ポジティブな印象を与えることがしつけに効果的です。

    失敗しても叱らない

    うさぎは大きな音や強い口調に敏感です。トイレ以外で排泄してしまっても叱ることは逆効果で、飼い主に対する不信感やストレスに繋がります。冷静に後始末をし、排泄物をトイレへ移動させてにおいを残すことで、徐々に場所を覚えていきます。

    見直したいトイレ環境の整え方

    うさぎがトイレを覚えない場合、環境に原因があることも少なくありません。トイレの位置や素材、周囲のレイアウトなどを見直すことで、排泄の習慣が定着しやすくなります。

    トイレの形や素材をうさぎに合わせる

    市販のうさぎ用トイレには、三角型や長方形などさまざまなタイプがあります。体の大きさや好みによっては、入りにくかったり、中で向きを変えにくいと感じている場合もあります。また、足裏に当たるスノコの硬さや金属製の冷たさを嫌がるうさぎもいるため、柔らかい素材やシートタイプなど、それぞれのうさぎの好みに合ったものを選びましょう。

    トイレの位置を適切に配置する

    うさぎは「落ち着ける場所」で排泄する傾向にあります。トイレを通路の途中や寝床のすぐ隣に置いてしまうと、うまく定着しないことがあります。うさぎが自然とよく排泄している場所を観察し、そこにトイレを移動させることで、成功率が上がるケースもあります。

    床材や周囲の清潔さも重要

    うさぎがトイレを覚えるためには、においによる認識が大きな役割を果たします。排泄したあと、床材をすぐにすべて交換してしまうと、うさぎが「どこで排泄すべきか」を判断しにくくなることがあります。特にトイレの中で排泄していた場合には、床材の一部を残してにおいをキープすることで、トイレとして認識しやすくなります。

    また、トイレそのものも毎回洗剤で完全ににおいを消すのではなく、適度な掃除で清潔を保ちつつ、うさぎ自身のにおいが少し残るようにすることが、定着を促すコツです。

    それでも覚えない場合の工夫と対策

    しつけや環境を整えても、うさぎがなかなかトイレを覚えてくれないケースもあります。そんなときは、無理に矯正するのではなく、粗相を減らしつつうさぎの習性に寄り添う方法を取り入れることが大切です。ただし、対策の取り方によっては逆効果になることもあるため、慎重な対応が求められます。

    トイレの追加設置は慎重に行う

    うさぎがトイレに間に合わずに粗相する場合、トイレを複数設置したくなるかもしれませんが、安易に増やすことで「どこでも排泄してよい」と学習してしまう恐れがあります。

    トイレの数を増やす場合は、うさぎが繰り返し排泄している場所のうち、特に定着しやすそうな1か所に限定し、そこを仮トイレとして設置する方法が有効です。その後、徐々に本来使ってほしいトイレへ誘導することで、自然に場所を覚えさせることができます。

    粗相する場所には工夫を加える

    どうしても特定の場所で粗相してしまう場合には、トイレとは違う印象を与えるために、床にマットやタオルを敷く、食器を置く、寝床にするなどの工夫をすると、排泄を避ける傾向が出てきます。また、粗相した場所はすぐに掃除し、においが残らないようにすることも大切です。

    健康面の確認を忘れずに

    しつけや環境に問題が見当たらないにもかかわらず粗相が続く場合、病気や高齢による変化が関係している可能性も考えられます。膀胱炎、腎臓疾患、神経障害、関節の痛みなどが原因でトイレまで行けないこともあります。こうした場合は、早めに動物病院で診察を受けることをおすすめします。

    トイレを覚えないうさぎに役立つアイテム

    トイレトレーニングがうまくいかない場合は、うさぎの使いやすさや、排泄の定着を助ける構造を持ったアイテムを取り入れることで改善につながることがあります。以下に、実用性の高いアイテムを紹介します。

    「おなやみ解決トイレ IV」は、排泄の位置ズレや汚れにくさに配慮して設計された、うさぎ専用の機能的なトイレです。背面に立ち上がりがあることで、おしっこが外に漏れにくく、壁の汚れ防止にもなるのが特徴。底面にはメッシュトレーがあり、足裏が濡れにくく衛生的。トイレが苦手なうさぎにも使いやすい構造です。

    「おなやみ解決トイレ専用シーツ」は、ひとつ前に紹介したトイレ専用に作られた吸収シーツです。素早く吸収し、においを閉じ込める仕様になっており、掃除がしやすく衛生管理にも便利。トイレのにおいを残しながらも清潔さを保てるため、トイレ習慣の定着にも効果が期待できます。

    「ヒノキア消臭砂DX5.5L」は、天然ヒノキ成分による強力な消臭力と吸収力が特徴のトイレ砂です。うさぎの排泄物のにおいをしっかり吸着しつつ、天然素材のため過度ににおいを消しすぎず、うさぎがトイレの場所をにおいで覚えやすくなるという利点があります。トイレ砂を定期的に交換するだけで、快適な環境を維持できます。

    まとめ|うさぎがトイレを覚えないときは習性と環境を見直そう

    うさぎがトイレを覚えないからといって、すぐに問題行動と判断する必要はありません。うさぎには縄張り意識や個体差があり、排泄の場所を決めるまでに時間がかかることもあります。

    まずは、落ち着けるトイレ環境が整っているか、しつけの進め方が適切かを見直し、根気よく付き合っていくことが大切です。

    トイレの位置や形、砂のにおいなど、うさぎが安心して使える環境を整えることで、排泄の習慣が少しずつ定着していきます。また、補助的に使えるトイレやトイレ砂などのアイテムを取り入れるのも効果的です。

    焦らず、うさぎのペースに合わせて環境を調整することで、きちんとトイレを覚えるきっかけになるでしょう。今回紹介した対策やコツを、ぜひ日々の飼育に役立ててみてください。

    #ペット用品 #うさぎ #トイレ覚えない #うさぎ好きな人と繋がりたい#うさぎのいる生活

    ▼参考文献
    ~うさぎのいる暮らしを作る店~うさぎのしっぽ.“トイレを使ってくれません”.https://www.rabbittail.com/s/qa/detail/30105/L3MvcWEvY2F0ZWdvcnkvMTQ(参照 2025-07-10)
    ~うさぎのいる暮らしを作る店~うさぎのしっぽ.“トイレを覚えません。”.https://www.rabbittail.com/s/qa/detail/2500/L3MvcWEvY2F0ZWdvcnkvMTQvNDEv(参照 2025-07-10)

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