掃除がしやすい！ハムスター用ケージおすすめ6選と選び方のコツ

「掃除のたびにケージのパーツを外すのが大変」
「ニオイが残りやすくて困る」

ハムスターのケージ掃除に悩む飼い主は少なくありません。ハムスターは清潔な環境を好む動物であり、汚れたケージ内ではストレスを感じることがあります。定期的な掃除はハムスターの健康維持と精神的な負担の軽減に欠かせないものです。

この記事では、掃除のしやすさに注目したハムスターケージの選び方と、おすすめのケージを紹介します。ハムスターにも飼い主にもやさしい飼育環境を整えるヒントをお届けするので、ハムスターのケージを買い替える際の参考にしてください。

※2025年6月2日時点の情報です。

掃除しやすいハムスターケージの特徴とは

ハムスターの飼育で悩みやすいのが、ケージの掃除の手間です。「分解に時間がかかる」「隅々まで手が届かない」「床材が飛び散る」このようなケージは掃除のハードルが高く、ついお手入れが後回しになりがちです。

しかし、汚れたケージに長時間ハムスターを置いておくと、アンモニア臭による呼吸器のトラブルや皮膚疾患を引き起こすリスクがあります。ケージ内を清潔に保つことが健康維持の基本です。

掃除のしやすさを重視する際は、以下の3つのポイントに注目しましょう。

パーツが分解しやすい設計か

天井や側面がスライド式やワンタッチで取り外せるケージは、掃除前後の作業時間を短縮できます。

開口部が広く、手が入りやすいか

前面や天面が大きく開く構造なら、内部の隅まで手が届きやすく、掃除道具も使いやすくなります。

床材の飛び散り防止構造があるか

ケージの壁が透明アクリルや高めの囲いで作られている場合、床材の飛び散りを防げるため、周囲の掃除も簡単です。

これらの視点を踏まえて選ぶことで、掃除の負担を減らしながら、ハムスターが快適に暮らせる清潔な環境を保つことができます。

掃除のしやすさで選ぶ！おすすめハムスター用ケージ6選

ハムスターのケージは、毎日または数日に一度の掃除が必要になるため、構造や素材によってお手入れのしやすさが大きく異なります。ここでは、掃除の負担を軽減できるケージを厳選してご紹介します。どの製品も、分解のしやすさや床材の飛び散りにくさなどに工夫があり、清潔な飼育環境を保ちやすい設計です。

「SANKO C15 ルーミィ グランスペース クリアー」は、天面と前面の2方向が開く設計で、ケージ内の掃除がしやすい構造です。底部の深さがあるため床材が飛び散りにくく、周囲を汚しにくいのも魅力です。視認性の高いクリアパネルは、掃除の見落としを防ぐ点でも効果的。別売りの仕切パネル、ホイールオプションを使用することで、レイアウトの幅が広がります。

「アイリスオーヤマ PHSC-412 ブルー 3段」は、3階層構造の縦型ケージで、各階にロフトが設けられています。屋根もトレーも取り外しができるので、床材の交換や汚れの除去が簡単に行えます。大きくあけられるので、掃除道具を持ったままでも手が届きやすい構造です。また、フレーム部分がスチール製で汚れがつきにくいのも特徴です。活発なハムスターもこのケージ1つで満足できる設計です。

「大きな扉のショコラハウス」は、名前の通り「大きな扉」が最大の特徴です。前面が大きく開く設計により、ケージの奥まで手が届き、掃除やレイアウト変更がしやすくなっています。付属の回し車や餌箱は簡単に取り外し可能で、部分洗浄にも対応。落ち着いた色合いのデザインで、リビングなどに置いても違和感がありません。日々の掃除が手軽に続けられる仕様です。

SAVICの「飼育ケージ Geneva」は、下段に水槽型のクリアボックス、上段にワイヤーフレームという2層構造が特徴です。下段の引き出し式クリアスペースは、床材をこぼさずスムーズに取り出せる設計で掃除が非常にしやすい構造。上部のワイヤー部分は通気性がよく、取り外しも容易なため、洗浄が簡単です。見た目もスタイリッシュでインテリア性が高く、清掃性と美観を両立したケージです。

YIBOPETの「ハムスターケージ」は、全体的にシンプルで掃除しやすい構造に特化した設計です。トップカバーが大きく開き、内部の清掃やパーツの取り外しが手軽に行えます。クリアボディで汚れが視認しやすく、日々のケージ内の変化も確認しやすい点が特長です。部品の角が少なく、スポンジでの掃除も簡単。組み立ても分解も短時間で済むため、初心者にも扱いやすいケージです。

SASATOの「ハムスター ケージセット」は、全面クリアのアクリル素材で構成されており、内部の汚れや床材の様子が一目でわかります。天面が大きく開くトップドア式で、掃除や給餌がしやすい構造。底面は一体成型で隙間が少なく、床材やフンの溜まりにくい設計です。また、丸洗いが可能な素材で、衛生管理がしやすい点も特長。

ハムスターのケージ掃除を楽にする工夫

ハムスターの健康と快適な生活環境を守るためには、日々の掃除を効率よく続けることが重要です。ここでは、掃除を楽にするための具体的な工夫を紹介します。

床材は吸水性とまとまりやすさで選ぶ

掃除をしやすくするには、床材の素材選びが重要です。吸水性に優れた紙製やウッドパルプ素材は尿をしっかり吸収し、汚れがまとまりやすいため、取り除く手間が軽減されます。細かく散らばりにくい素材を選ぶことで、ケージの外への飛び散りも防げます。

トイレの設置で掃除の範囲を限定する

ハムスターには同じ場所で排泄する習性があるため、ケージ内にトイレを設置すると効果的です。トイレ砂を入れて使うことで、その場所で排泄する習慣がつきやすくなり、掃除の範囲を最小限にとどめることができます。

こまめな部分掃除で衛生的に保つ

毎回すべてを清掃するのではなく、日常的に汚れた部分だけを取り除く「部分掃除」を取り入れることで、全体清掃の頻度を抑えることができます。1日1回の簡単なチェックを習慣にすると、常に清潔な状態を保ちやすくなります。

便利な掃除グッズを活用する

ペット用のウェットシート、小型スコップ、無香料の消臭スプレーなどは、日常の掃除を効率的にする便利なアイテムです。特にアンモニア臭の対策には、ハムスター専用の消臭スプレーを使用すると安心です。手間を減らすために掃除道具をケージの近くに常備しておくのもおすすめです。

ハムスターの健康と掃除の関係

ハムスターが元気に過ごすためには、飼育環境を衛生的に保つことが欠かせません。ここでは、ケージの清潔さと健康状態の関連について解説します。

汚れたケージが引き起こすリスク

ハムスターの排泄物は時間が経つとアンモニア臭を発し、呼吸器系に悪影響を及ぼす可能性があります。特に密閉性の高いケージでは換気が不十分になりやすく、空気中に充満したアンモニアによって目や鼻の粘膜が刺激されることがあります。また、湿った床材やフンの付着は、皮膚炎やダニ・細菌の繁殖を招く原因にもなります。

清潔な環境がストレス軽減につながる

清掃が行き届いたケージは、ハムスターにとって過ごしやすい環境です。掃除の習慣はストレスの軽減に有効であると言われています。ストレスは免疫力を低下させ、病気を引き起こす要因にもなり得るため、日常の掃除は健康管理の基本ともいえます。

掃除の頻度は状態に応じて調整する

すべてのケージを同じ頻度で掃除すればよいわけではありません。通気性や床材の種類、ハムスターの排泄傾向によって汚れやすさは異なります。一般的には部分掃除を毎日、全体掃除を週1回行うのが目安とされていますが、匂いや湿り気を感じたら早めに対応することが重要です。

まとめ｜掃除がしやすいケージで、清潔なハムスターの飼育環境を保とう

ハムスターの健康を守るうえで、ケージの掃除を継続して行うことは非常に重要です。アンモニア臭や湿気のこもった環境は、呼吸器や皮膚への悪影響だけでなく、精神的な負担の原因にもなります。だからこそ、お手入れしやすいケージを選ぶことは、飼い主の負担を減らしつつ、ハムスターにも快適な生活空間を提供するための大切な選択です。

この記事で紹介したケージは、パーツの取り外しやすさ、開口部の広さ、床材の飛び散り防止といった点に配慮された商品ばかりです。また、トイレ設置や部分掃除、便利な清掃グッズを取り入れることで、日々の掃除がより手軽になります。

ハムスターと長く健やかに暮らすためにも、「掃除しやすさ」を意識したケージ選びと清潔習慣を大切にしましょう。

#ペット用品 #ペット家具 #ハムスター #おすすめケージ #掃除しやすいケージ #ハムスターの大きいケージ #ハムスターのいる生活 #ハムスター好きな人と繋がりたい

▼参考文献
グリーンパーク動物病院.“ハムスターのストレス管理”.https://greenparkanimalhospital.com/hamster-stress/（参照 2025-06-02）
あおぞら動物病院.“ハムスターの健康を守るための動物病院選びと診療とは #動物病院ハムスター #動物病院 #ハムスター”.https://aozora-hosp.com/blog/2298/（参照 2025-06-02）
ハート動物病院 ペットのホームドクター 2階 どうぶつ眼科センター.“ハムスターについて”.https://www.7651122.com/exotic/pg231.html（参照 2025-06-02）