「犬は紫外線に弱いの?」
「犬にゴーグルは必要なの?」
そんな疑問を持ったことがある飼い主もいるのではないでしょうか。
愛犬とのアウトドアやドライブの際、風や砂ぼこりが目に入ってしまった経験がある飼い主もいるでしょう。また、紫外線が強い日差しのなかを歩くとき、目を細めたり涙を流したりする様子が見られることもあります。
犬用ゴーグルは、単なるファッションアイテムではなく、大切な目を守るための実用品です。この記事では、犬用ゴーグルの必要性や選び方、具体的なおすすめアイテムまで詳しく解説します。愛犬の健康と快適さを守るための参考にしてください。
※2025年7月14日時点の情報です。
犬用ゴーグルは必要?使用シーンと着用のメリット
犬用ゴーグルは、ファッション目的ではなく目の保護を目的とした実用品として活用されるケースが増えています。犬はまばたきが少なく、外部刺激から目を守る機能が人間よりも弱いため、紫外線や風、異物による影響を受けやすいといわれています。
犬の目は刺激に弱く、異物の影響を受けやすい
犬の眼球は地面に近い位置にあり、散歩やランニングの際には砂、枝、花粉、虫などが目に入りやすい環境にあります。まばたきによる保護や涙の機能が限られていることから、角膜に傷がついたり、炎症を起こしたりするリスクもあるのです。特に風が強い日や草むらでの散策などでは、目のトラブルが発生しやすくなります。
紫外線ダメージから目を守る効果も
紫紫外線は犬の目にも悪影響を及ぼし、長時間浴び続けることで、白内障や結膜炎、角膜炎を引き起こすことがあります。特に日差しが強い夏場や、反射の激しい海辺・雪山では紫外線量が増すため、UVカットレンズ付きのゴーグルで保護することは有効な手段です。
こんなシーンでの着用がおすすめ
犬用ゴーグルが活躍する代表的なシーンには以下が挙げられます。
- 自転車やバイクに同乗するとき(風圧や飛来物対策)
- 海や山などアウトドア環境(紫外線・砂防止)
- 雪山やスキー場(紫外線反射・冷風対策)
- 目の手術後や病気治療中(保護と再発予防)
こうした場面では、目の健康を守るためにゴーグルの着用が効果的です。
犬用ゴーグルの選び方|サイズ・機能性・フィット感がポイント
犬用ゴーグルは、見た目だけで選んでしまうとすぐに外れてしまったり、犬が嫌がったりすることがあります。愛犬の目をしっかり守り、快適につけられるようにするためには、サイズや機能、素材などをよく確認することが大切です。
顔に合ったサイズであるかどうかを確認
ゴーグル選びで大切なのは、犬の顔の大きさや形に合ったサイズを選ぶことです。小さすぎると締めつけになり、大きすぎると隙間から風や砂が入りやすくなります。購入前には「頭囲」や「鼻の長さ」など、商品に記載されたサイズ表と愛犬の寸法を必ず照らし合わせておきましょう。
UVカットや防曇加工などのレンズ性能もチェック
ゴーグル本来の目的である「目の保護」のためには、レンズの性能も重要です。紫外線から目を守るUVカット機能はもちろん、曇りにくく視界を保ちやすい防曇加工付きのものが便利です。アウトドアやスポーツの場面で使う場合は、クリアで丈夫なポリカーボネート製レンズがおすすめです。
ベルトの素材やフィット感にも注目
装着の快適さは、ゴーグルの着け心地を大きく左右します。ベルト部分が柔らかく、サイズ調整しやすい素材で作られているかどうかを確認しましょう。また、耳やあごの後ろにフィットする構造であれば、ズレにくく嫌がりにくい設計といえます。内側にクッション性があるタイプは、より負担を減らせます。
犬用ゴーグルおすすめ5選【用途別に紹介】
犬用ゴーグルは、サイズや機能だけでなく、使用シーンに合わせた選び方が重要です。ここでは「散歩用」「アウトドア用」「通院・保護目的」「写真撮影向け」「中大型犬用」など、用途に応じて分類しながら、紹介します。
散歩や日常のお出かけに使いやすい
サイズ:S,M
素材:ポリ塩化ビニル
PETLESOのゴーグルは、普段の散歩や公園での移動に使いやすい定番ゴーグルです。軽量で顔にしっかりフィットし、UVカットレンズが紫外線から目を保護。防風性もあるため、風の強い日でも快適に散歩できます。散歩時の異物混入リスクを減らしたい飼い主におすすめです。
草むらや風の強いアウトドア向け
サイズ:ヘッドバンドの締め具合16-26cm、あごの締め具合13-23cm
Enjoyingの小型犬用ゴーグルは、防風・防曇性能に優れたモデルで、草むらやキャンプ、ビーチなどの屋外活動に最適。ソフトフレームが犬の顔に優しくフィットし、長時間の装着でも負担を感じにくい設計です。特に花粉や砂ぼこりが多い季節には役立ちます。
軽量で曇りにくい設計
サイズ:メガネサイズ:レンズの幅:4.9cm、高さ:3.3cm;頭部ベルトの調整範囲:20-48cm、あごベルトの調整範囲:15-30cm
PETLESOのこちらのゴーグルは、軽量で柔軟性のあるフレームを採用した、散歩やドライブ時に使いやすいモデルです。頭とあごの2か所をストラップで固定でき、ずれにくく安定感があります。レンズはUVカット仕様で、日差しや風によるダメージから目を保護します。側面には通気孔があり、曇りを防ぐ工夫もされています。
写真撮影やイベント用アクセサリーとして
素材:ナイロン, エチレン酢酸ビニル (EVA)
AQZXAの犬用サングラスは、かわいいデザインと軽量設計が魅力。調整可能なストラップ付きで、小型〜中型犬に対応します。UVカット機能がありながら、折りたたみができるため、イベントや旅行先でも持ち運びしやすいのが特長。写真映えするおしゃれアイテムとしても使えます。
活動量の多い中大型犬に
サイズ:頭ベルト寸法:約28~48㎝ 顎ベルト:約17~25㎝
PETLESOの犬用サングラスは、中型〜大型犬向けに設計された広めのゴーグル。耐久性の高い素材で動きの激しい犬にも対応し、フィールドアクティビティやランニングにも適しています。レンズは紫外線・風・異物をしっかり遮断。アウトドアに連れ出す機会が多い飼い主に向いています。
ゴーグルに慣れさせるコツ|嫌がらずにつけるために
犬に初めてゴーグルをつける場合、多くの子が違和感を覚え、頭を振ったり、前足で外そうとしたりします。無理に装着させようとすると、ゴーグルへの苦手意識が強くなり、今後の装着が難しくなってしまうため、段階的に慣らしていくことが大切です。
まずは見せて慣らす
いきなり装着するのではなく、まずはゴーグルを犬の視界に入れるところから始めましょう。床に置いておいたり、飼い主が軽く触れて見せたりして、「安全な物」であるという印象を与えます。匂いを嗅がせたり、触らせたりするのも効果的です。
短時間の装着+おやつで「いいこと」と結びつける
次のステップでは、実際に数秒間だけゴーグルをつけてみます。このとき、すぐに外して褒めたり、おやつを与えたりして「つける=楽しいことが起こる」というポジティブな印象を与えるのがポイントです。時間を少しずつ延ばしながら、慣れていきましょう。
無理に押さえつけないことが成功のカギ
嫌がる犬を無理に押さえつけて装着しようとすると、警戒心が強くなり逆効果です。犬の様子をよく観察しながら、焦らずに進めていきましょう。特に怖がりな性格の犬や過去に装着物を嫌がった経験がある犬は、数日かけて慣らす必要があります。
犬の目を守るためにできること|ゴーグル以外の補助策も
犬の目を守るための対策は、ゴーグルだけではありません。日常生活の中でも、ちょっとした工夫で目のトラブルを予防することが可能です。特にシニア犬や眼病のリスクが高い犬種では、環境づくりや生活習慣の見直しも大切です。
散歩の時間やコースを工夫する
紫外線量が多い時間帯の午前10時〜午後2時頃を避けて散歩することで、目にかかるダメージを軽減できます。日陰の多いルートを選ぶことも有効です。また、草が生い茂る場所や砂ぼこりが舞いやすい道は、目に異物が入るリスクがあるため避けたほうが安全です。
キャップやベビーカーなどの補助アイテムも有効
最近では、つば付きの犬用キャップやサンバイザーが販売されており、軽度の日差しよけとして活用できます。さらに、目に疾患を抱えている犬は、ペット用カートを使うことで外出時の刺激を最小限に抑えることができます。
定期的な目のチェックも忘れずに
目やにの量が急に増えた、目を細めている、涙が多いなどの症状が見られた場合は、獣医師による診察を早めに受けましょう。白内障や結膜炎など、進行すると視力に影響を及ぼす病気もあるため、日頃から目の状態を観察し、違和感があれば早期に対処することが重要です。
まとめ|犬の目を守るために、用途に合ったゴーグル選びを
犬用ゴーグルは、紫外線・風・砂ぼこりなど、外の刺激から目を守るために役立つ実用アイテムです。特にアウトドアやバイク同乗、手術後の保護といったシーンでは、その必要性が高まります。サイズやフィット感、レンズの性能を重視して選ぶことで、犬も違和感なく着用しやすくなります。
今回紹介したように、使用目的に合ったゴーグルを選ぶことが、犬にとっての負担軽減にもつながります。無理に装着するのではなく、少しずつ慣れさせることで嫌がらずにつけられるようになります。また、ゴーグル以外にも散歩ルートの工夫や定期的な目のチェックなど、日常生活の中でできる目の保護対策も重要です。
まずは短時間の装着から始めて、愛犬に合った対策を取り入れてみてください。
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